【ドラフト会議】広島が苫小牧中央・斉藤優汰を1位指名 151キロ右腕が北海道内高校生35年ぶり快挙

[ 2022年10月20日 17:17 ]

苫小牧中央・斉藤優汰
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 プロ野球のドラフト会議が20日、都内のホテルで行われ、広島はドラフト1位で事前公表通り苫小牧中央・斉藤優汰投手(18)を単独指名、交渉権を獲得した。

 甲子園出場経験こそ無いものの、その名前は広く知られている。東海大札幌・門別、クラーク・辻田、札幌大谷・森谷の「道産子四天王」の一角として1メートル89、88キロの恵まれた体格から繰り出される直球は角度があり、今春に最速151キロをマーク。カーブ、スライダー、フォークでカウントが取れるのも強みで、フィールディングにも定評がある。

 今夏は南北海道大会準決勝で札幌大谷に5回までに10安打7点を奪われるなど、8回コールド負けと不完全燃焼に終わった。敗れた翌日から、体幹、筋力トレーニング、走り込み、柔軟などプロで結果を残すための体づくりに着手。夏の悔しさをプロの世界でぶつける。

 ◇斉藤 優汰(さいとう・ゆうた)2004年(平16)5月27日生まれ、岩見沢市出身の18歳。岩見沢日の出小4の時に岩見沢日の出リトルタイガースで野球を始める。岩見沢明成中では軟式野球部。中2秋で捕手から投手に転向。苫小牧中央では1年秋からベンチ入り。家族は母と弟。1メートル89、91キロ。右投げ左打ち。

 ◆北海道内高校生の1位指名 07年の高校生ドラフトで楽天から1巡目指名された札幌南の寺田龍平投手以来15年ぶりになる。前年の06年には高校生ドラフト1巡目で駒大苫小牧の田中将大投手が楽天入りした。高校生と大学・社会人の分離ドラフトを除くと、87年に大洋(現DeNA)から1位指名された函館有斗(現函館大有斗)の盛田幸妃以来となる。

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2022年10月20日のニュース