【ドラフト会議】広島1位指名・苫小牧中央の斉藤 球団に好印象「若手育成にも定評がある…安心」

[ 2022年10月20日 18:15 ]

<2022年プロ野球ドラフト会議>広島に1位指名され仲間からから胴上げされる斉藤優汰(苫小牧中央)(撮影・高橋茂夫)
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 プロ野球のドラフト会議が20日、都内のホテルで行われ、広島はドラフト1位で事前公表通り苫小牧中央・斉藤優汰投手(18)を単独指名、交渉権を獲得した。

 斉藤は「凄く光栄。今日という日があったのは、親や監督はじめ支えてくれた人たちのおかげ。感謝したい」と感無量の表情で第一声を発した。

 広島には行ったことがないが、好印象を持っている。「ファンの皆さんと一緒に戦っているチーム。(日本)代表選手も出ていて、雰囲気が良い。若手育成にも定評があると聞いているので、安心している」と喜んだ。指揮官に就任した新井新監督については「頼もしい方というイメージ。厳しく育てていただきたい」と語った。

 共同記者会見後は、女手ひとつで育ててくれた母・明美さん(56)に「広島に1位指名してもらいました。今までありがとうとざいました。これからもよろしくお願いします」と花束を手渡した。涙を拭う明美さんと一緒に照れながら記念撮影。「2桁勝利できるようになりたい」とプロでの活躍を思い描いた。

 斉藤は甲子園出場経験こそ無いものの、1メートル89、88キロの恵まれた体格から繰り出される直球は角度があり、今春に最速151キロをマーク。カーブ、スライダー、フォークでカウントが取れるのも強みで、フィールディングにも定評がある。

 今夏は南北海道大会準決勝で札幌大谷に5回までに10安打7点を奪われるなど、8回コールド負けと不完全燃焼に終わった。敗れた翌日から、体幹、筋力トレーニング、走り込み、柔軟などプロで結果を残すための体づくりに着手。夏の悔しさをプロの世界でぶつける。

 ◇斉藤 優汰(さいとう・ゆうた)2004年(平16)5月27日生まれ、岩見沢市出身の18歳。岩見沢日の出小4の時に岩見沢日の出リトルタイガースで野球を始める。岩見沢明成中では軟式野球部。中2秋で捕手から投手に転向。苫小牧中央では1年秋からベンチ入り。家族は母と弟。1メートル89、91キロ。右投げ左打ち。

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