【ドラフト会議】阪神・畑山統括スカウト「森下くんはスケールが大きい右の外野手」「満足いくドラフト」

＜阪神＞ドラフト前日会議に出席した阪神・畑山統括部長（球団提供）
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　阪神の畑山統括スカウトは、1位指名の中大・森下について「右の長距離砲で、右にも左にも大きいのを打てるのが一番の魅力」と指名理由を挙げた。右打ちの長距離砲の獲得が最優先事項だっただけに、「それ（長打力）プラス、肩も足もある。走攻守揃ったスケールが大きい右の外野手。浅野くんを外したけど、思惑通りの選手が取れたということでは満足している」とうなずいた。

　成績の好不調の波がやや大きく、荒削りな面があるものの、そこは大学生。裏返せば、伸びしろが大きいということにつながる。あらゆる面を加味した上で「ボールなり、スピードなり、そういうところに慣れていけば、順応しているだけの素質を持ったバッターだと思っている」と期待を込めた。

　手薄な高卒野手は関東第一の井坪、天理の戸井、駒不足の左投手も、東海大札幌・門別、三菱自動車岡崎の富田の獲得でカバーできた。「バランス良く、ウチの補強したい選手が取れたところでは満足いくドラフトだった」と総評した。