【ドラフト会議】近江・山田陽翔は西武が5位指名 甲子園11勝、世代ナンバー1右腕

[ 2022年10月20日 18:38 ]

<ドラフト会議> 笑顔で指名を待つ近江・山田 (撮影・亀井 直樹)
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 プロ野球のドラフト会議が20日、都内のホテルで行われ、西武が近江(滋賀)・山田陽翔投手(18)を5位で指名した。

 近江では1年秋からエースとして君臨し、今春は準優勝。打撃にも非凡なものがあり、リアル二刀流としてチームを引っ張った。今夏の準々決勝では、高松商・浅野に一発を浴びたものの、世代ナンバー1右腕と呼ばれる逸材。準決勝で下関国際(山口)に敗れ、悲願の初優勝はかなわなかったが、甲子園では春夏通算11勝、115奪三振を記録。11勝は松坂大輔(横浜)に快挙で、15試合にすべて先発するなど通算1721球を投じた「聖地の申し子」だった。

 また、9月に米国で行われたU18W杯では主将も務め、先発と救援で3試合に登板し銅メダル獲得に貢献。観戦に訪れたツインズ・前田健太が、米国戦で無死満塁のピンチを抑えた場面では「すごくタフじゃないと抑えられないと思うし、実力だけじゃなくて精神的な強さも兼ね備えている。すごくいいピッチャー」と絶賛した素材だ。憧れの投手はソフトバンク・千賀。いつか、球界を代表する投手になる。

 ◇山田 陽翔(やまだ・はると)2004年(平16)5月9日生まれ、滋賀県栗東市出身の18歳。近江では1年夏の独自大会からベンチ入りし、秋からエース。2年夏は甲子園4強。3年春は甲子園準優勝。父・斉さんは92年夏に東邦(愛知)で4強。1メートル75、78キロ。右投げ右打ち。

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