オリックス 育成枠で“隠し玉” 盈進の右腕・佐々木大和をリストアップ

[ 2022年10月20日 05:00 ]

オリックスが育成ドラフトでリストアップしている盈進・佐々木大和

 オリックスは都内で会議を開き、既に白鴎大・曽谷龍平投手(21)の1位指名を公表していることについて福良淳一GMが「変わらず曽谷投手でいきます」と改めて明言した。即戦力候補の大学No・1左腕で、競合の可能性も視野に入念にシミュレーション。「クジは横田球団本部長か中嶋監督のどちらか。何球団が来るかで、どちらにするか考えます」とし、全体の指名人数は「始まってみないと分からない。(育成も)何人か取ります」と明かした。

 育成枠では“隠し玉”として盈進(広島)の右腕・佐々木大和投手(18)をリストアップしていることが判明した。1年夏からベンチ入りし、同年秋の中国大会では関西(岡山)との1回戦に7回1死から救援し、延長13回まで約100球の直球だけで零封して勝利に導いた。最速141キロながら直球の質の高さがうかがえる素材型だ。

 今季は育成2年目で支配下に昇格した宇田川が8月から必勝継投の一翼を担ってリーグ連覇に貢献した好例もあり、“第2の宇田川”としての飛躍に期待が懸かる。福良GMは「(ウエーバー制で)うちは遅いですから、何とも言えないですよね。昨年と同じような感じになってきますね、流れを見ながら」と他球団の動向を探りながら、慎重に指名していく考えを示した。

 ◇佐々木 大和(ささき・やまと)2004年(平16)5月17日生まれ、広島県三次市出身の18歳。盈進では1年夏からベンチ入り。3年夏の甲子園に背番号10で出場し、1回戦の鶴岡東戦に4番手で登板して1回2失点。50メートル走6秒2、遠投110メートル。1メートル76、82キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

2022年10月20日のニュース