【ドラフト会議】本指名69人、最多は広島と中日の7選手 東大京大3選手、村上弟、立大・山田ら呼ばれず

[ 2022年10月20日 19:45 ]

ドラフト1位交渉権獲得選手一覧
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 プロ野球のドラフト会議が20日、都内のホテルで行われ、本指名が69選手で終了。続いて育成選手の指名に入った。

 最多指名となったのは広島と中日の7選手。続いてソフトバンク、阪神、西武、楽天、日本ハムが6選手、ヤクルト、オリックス、DeNA、巨人、ロッテが5選手を指名し、12球団合計69選手で本指名を終えた。

 異例の9球団が事前に1位を公表して迎えた注目のドラフト1位指名は、巨人が公表していた高松商の高校通算68発スラッガー・浅野翔吾外野手を阪神が、同じく楽天が事前公表していた立大の1メートル88長身の最速157キロ右腕・荘司康誠投手(22)をロッテが重複指名。2球団競合のクジ引きが2度行われ、それぞれ事前公表していた巨人が浅野を、楽天が荘司を引き当てた。巨人の「1位クジ」連敗は11で止まった。事前公表しなかった残り1球団のDeNAは大阪桐蔭・松尾汐恩捕手の一本釣りに成功した。

 ここまでヤクルトの4番・村上宗隆内野手(23)の実弟で九州学院(熊本)の村上慶太内野手(18)らの名前が呼ばれず。慶太は、兄よりも身長は2センチ大きい恵まれた体格を誇る左のスラッガー。今夏は4番に座り、甲子園出場を果たした。村上家の野球3兄弟の末っ子。今季、史上最年少で3冠を獲得し、日本を代表する大打者となった宗隆は次兄にあたる。打席の雰囲気は兄譲りとあって、複数球団が調査していた。

 また、立大の山田健太内野手(22)も呼ばれなかった。世代を代表する二塁手で、左の強打者。大阪桐蔭時代は根尾(現中日)、藤原(現ロッテ)らとともに甲子園で春夏連覇を達成。立大では4番を務め、今年の大学日本代表主将も務めた。

 その他、プロ志望届を出していた注目の東大・井沢駿介投手、阿久津怜生外野手の2人と京大医学部在籍の水口創太投手の本指名はなかった。

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