【ドラフト会議】「解体新書」杉田玄白の子孫がプロ野球選手に! 広島がトヨタ自動車・長谷部を6位指名

[ 2022年10月20日 20:17 ]

トヨタ自動車・長谷部
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 プロ野球のドラフト会議が20日、都内のホテルで行われ、トヨタ自動車の左腕・長谷部銀次投手(24)が広島から6位指名された。

 最速149キロが武器の左の本格派。「解体新書」で知られる杉田玄白の子孫で、中京大中京時代は15年夏の甲子園に出場。慶大では腰痛分離症の手術を受けるなどしたため通算7試合の登板にとどまったが、トヨタ自動車では多彩な変化球も交えて今夏の都市対抗4強進出に貢献した。

 杉田玄白を初代とすると9代目。中学時代の歴史授業では、江戸時代に日本史上初めてオランダの医学書を和訳し「解体新書」と名付けた先祖について習い「クラス中が、僕の顔を見た」と振り返った。母方が偉人につながっている。分家筋だが、家系には世界的な一流学者がめじろ押し。杉田家系ではない祖父、手島孝氏も法学者。父・光泰氏は植物学者と学者家系だ。

 ◇長谷部 銀次(はせべ・ぎんじ) 1998年7月29日、愛知県生まれの23歳。竜美丘小学校4年からソフトボールを始める。竜海中では軟式野球部に所属。中京大中京では1年春から背番号20でベンチ入りし、2年夏には甲子園出場。チームは3回戦に進出したが、登板機会はなかった。慶大では2年春にリーグ戦初登板。腰痛分離症の手術を乗り越え、4年秋には4試合5回1/3を1安打無失点に封じた。21年入社。1メートル84、80キロ。左投げ左打ち。

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