【ドラフト会議】日本ハム、日体大・矢沢をドラフト1位指名 最速152キロ&俊足巧打の二刀流

[ 2022年10月20日 17:18 ]

日体大・矢沢
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 プロ野球のドラフト会議が20日、都内のホテルで行われ、日本ハムはドラフト1位で日体大・矢沢宏太投手(22)を単独指名、交渉権を獲得した。

 身長1メートル73。プロ野球選手としては小柄ともいえる肉体には、無限の潜在能力が秘められている。藤嶺藤沢では甲子園大会出場経験はないが、1年秋からエースを務め、打撃でも高校通算32本塁打を記録。日体大進学後“二刀流”の素質にはさらに磨きがかかった。

 1年時から外野手、さらに投手としてリーグ戦デビューを果たした。最速152キロ直球を軸に、切れ味抜群のスライダー、打者のタイミングを狂わせるチェンジアップなどで相手をねじ伏せるスタイル。打撃では長打力と確実性を併せ持ち、50メートル5秒8の俊足も強力な武器として生かしてきた。今春リーグ戦で防御率1・83、打率・350を記録し、夏には大学日本代表にも選出。プロのスカウト陣の評価は一気に高まり、日本ハムが10月11日の時点で1位指名を公表するなど一躍、注目の存在となった。

 日頃から「何でも一番になりたい」と口にする、負けず嫌いな二刀流左腕。9月1日から全日本大学野球連盟は公式サイトでプロ野球志望届提出者の掲載を開始したが、矢沢は一番乗りだった。投打、そして走攻守。プロの世界でも持てる力を全て、存分に発揮する。

 ◇矢沢 宏太(やざわ・こうた)2000年(平12)8月2日生まれ、東京都町田市出身の22歳。6歳から野球を始め、藤嶺藤沢では1年夏からベンチ入りし同年秋からエースも甲子園出場なし。高校通算32本塁打。日体大では1年春から野手でリーグ戦に出場し同年秋に投手で出場。2年秋に外野手、3年秋に投手、4年春に指名打者でベストナイン獲得。1メートル73、72キロ。左投げ左打ち。

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