阪神・湯浅のブレークの秘密 安藤コーチが感じていたメンタルの強さ

[ 2022年10月20日 05:15 ]

19年春季キャンプ、安藤投手コーチ(左)の前で投球練習する湯浅
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 来季の1軍昇格が内定している阪神・安藤2軍投手コーチが、下積み時代から指導してきた湯浅のブレークの要因を明かした。

 「投げるボールは絶対に1軍に通用すると思っていた。あとはケガさえ克服できれば、あれくらいの活躍はすると思っていた」

 18年に入団してから3度も腰椎分離症に苦しむなど故障が大きな壁になっていた中、当時の育成担当として高い潜在能力にいち早く気づいていた。59試合、防御率1・09、45ホールドポイントを残した4年目の奮闘も“突然変異”ではなく、「1年間、弱点(ケガ)の部分とうまく付き合っていってくれたから」とうなずいた。ピンチでも動じない強いメンタルの一端を感じることもあった。

 「選手の日誌を見る機会があって、内容を見ても凄く気持ちの強い子。言い聞かせたり、書いていることがポジティブだし、ネガティブなことは一切書いてない。リリーフ向きの性格」

 来季は1軍担当としてマウンドへ送り出す立場に変わる。「疲労があるなら取らないといけない。ないのであればコンスタントに投げていった方がいい」とオフの過ごし方について助言を送り、「コンディショニングがうまくできたところは大きな1年間になった」とさらなる成長を願った。

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2022年10月20日のニュース