創成館 オール3年生集大成見せた絆の完封リレー!稙田監督「3人は勝利の方程式」

[ 2020年8月12日 05:30 ]

2020年甲子園高校野球交流試合   創成館4―0平田 ( 2020年8月11日    甲子園 )

<甲子園高校野球交流試合 創成館・平田>力投する創成館先発の白水(撮影・河野 光希)
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 ベンチ入りメンバーが全て3年生の創成館は、3投手による無失点リレーで勝った。6回から2番手で登板した坂口英幸は3イニングを安打を許さない力投だった。29球に3年間の全てを込めていた。

 「投手全員で練習を頑張ってきたからうれしい。交流試合とメンバーに選んでくれた監督さんに感謝したい」

 1年夏から起用されてきたが、昨夏に右肩を痛め、秋の公式戦は登板できなかった。冬場のリハビリに耐えたが「本来のセンバツがあれば、メンバー入りしていなかった。(夏も中止になり)落ち込んだ」と話す。交流試合開催に救われた。自己最速138キロを記録したが、甲子園が力を与えてくれた。

 3年は31人中11人が投手。全員で切磋琢磨(せっさたくま)してきた。先発で5回2安打無失点に抑えた左腕の白水巧は「誰にも打たれてはいけない。いつもそう思って投げています」。9回は前田泰志が締めた。思いを背負った。

 来年以降を見越し、下級生を含めたベストメンバーで構成するチームもある中、長崎県高野連が独自に主催する代替大会から3年生で臨んできた。稙田(わさだ)龍生監督は「今日投げた3人は勝利の方程式。守りの方も甲子園で最高の守りをしてくれた。最高のゲーム」と話した。集大成の試合だった。

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