ソフトB・柳田 これで入るの!?右手一本で逆転14号3ラン 2回に13号、今季2度目の2発で2冠

[ 2020年8月12日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク8―7オリックス ( 2020年8月11日    ペイペイD )

<ソ・オ>6回2死一、二塁、ヘルメットを飛ばしながら右越えに逆転3ランを放つ柳田(撮影・岡田 丈靖)
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 驚がくの一撃だ。ソフトバンクの柳田悠岐外野手(31)が11日、オリックス戦で1点を追う6回に逆転の14号3ランを放った。泳ぎながらヘルメットを飛ばし、右手一本で右翼テラス席まで運んだ。2回にも先発の山本由伸投手(21)からバックスクリーン右へ、2戦連発となる13号2ラン。今季2度目の1試合2発でリーグトップタイとなり、打率とともに2冠に立った。

 ネクストバッターズサークルにいた柳田の右手には、故障を防止するための左投手用のレガースがつけられていた。5―6の6回2死一、二塁。投手は右の吉田凌から左の斎藤に代わった。既にイメージはできていた。

 カウント3―1からの5球目。外角低めのスライダーに完全に泳いだ。それでも最後は右手一本ですくい上げ、ヘルメットを飛ばして右翼テラス席に放り込んだ。逆転の14号3ラン。工藤監督は「あれだけ泳がされてあそこまで飛ばすのは、彼しかできない」と目を丸くし、千賀も驚いた表情を浮かべた。ただ、柳田本人は「技術的なことはよく分からないですけど、本当に気持ちだけで打った」とお立ち台で笑った。

 2回には山本の152キロ直球を捉え、中越えに13号2ランを放った。力と力。強振した勢いでこの時も最後は右手一本だった。理想の打撃に「振り切った時も左手は放さずに最後まで両手で押し込む」ことを掲げているが、右手一本でも本塁打にできるパワーと技術がある。3安打5打点。リーグトップの打率を・385に上げ、14本塁打で同トップの楽天・浅村らに並んだ。

 リーグ2冠。「興味ない」と言う主砲だが、どうしても打ちたい理由があった。5―0の5回に二塁手の川瀬が2失策し、千賀が6点を失った。「(川瀬には)おまえは悪くない。千賀が悪い」と勇気づけ、6回には川瀬の四球から回って来た好機をものにした。

 「僕も落球した試合で逆転されたこともある。川瀬の立場でショックもでかいと。明日からも気持ちよく野球をやってもらいたいので打てて良かった」。川瀬を救う決勝弾を放ち、本塁で待ち受けた後輩の頭を何度も叩いた。35試合ぶりに2番に座り、楽天との同率首位キープに貢献。チームも救った。(川島 毅洋)

 ○…柳田(ソ)が2回に13号2ランを放つと6回には14号3ラン。パの本塁打部門で浅村(楽)、ロメロ(楽)、山川(西)に並ぶトップに立ち、打率.385と合わせリーグ2冠王になった。また、1試合複数本塁打は17年6月23日西武戦の3本塁打を筆頭に通算12度目でオリックス戦では初。逆転本塁打を含むマルチ本塁打も初めてだ。

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