福岡大大濠・山下舜平大 130球熱投も無念 10球団スカウト視察“ドラ1候補”

[ 2020年8月4日 05:30 ]

福岡県福岡地区決勝   福岡大大濠3―4福岡 ( 2020年8月3日    ペイペイD )

延長で敗れた福岡大大濠・山下(撮影・中村 達也)
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 130球の熱投も報われなかった。福岡地区決勝。今秋のドラフト1位候補で最速153キロを誇る福岡大大濠・右腕の山下舜平大(しゅんぺいた、3年)はタイブレーク2イニング目となった11回、2点リードを追い付かれ、さらに1死満塁から中犠飛でサヨナラ負け。「負けたので駄目なピッチング。まだまだ勝てる投手じゃないと感じた」と肩を落とした。

 ソフトバンクの本拠地、ペイペイドームのマウンドに「最高だった。投げやすかった」と話し、11回に151キロをマーク。「余力はあった」と話すが、7安打4失点(自責1)で最後の夏を終えた。

 10球団16人のスカウトが視察。中日の米村明アマスカウトチーフは「素材は超一級品。準決勝からの中1日でこれだけ投げたら(1位候補)12人の中に入る」と高く評価した。山下は進路について「これから考えます」と明言を避けた。

 ◆山下 舜平大(やました・しゅんぺいた)2002年(平14)7月16日生まれ、福岡県出身の18歳。福岡市の野多目小3年で野球を始め、三宅中では軟式野球部で投手兼捕手。福岡大大濠では1年秋からベンチ入り。昨夏は背番号1で県大会8強。名前は20世紀前半に活躍した経済学者、ヨーゼフ・シュンぺーターに由来する。1メートル89、93キロ。右投げ右打ち。

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2020年8月4日のニュース