興国・浅利が奪三振ショー16K!北野・長曽我部との好投手対決で1安打完封

[ 2020年8月4日 19:56 ]

令和2年大阪府高等学校野球大会4回戦   興国2―0北野 ( 2020年8月4日    豊中 )

<興国・北野>1安打完封した興国・浅利
Photo By スポニチ

 好投手対決を制したのは、1968年夏の優勝校・興国だった。浅利太門主将(3年)が、自己最多16三振を奪い1安打完封。最速143キロを誇る府内屈指の右腕が、カーブ、カットボール、チェンジアップをちりばめ、5回戦進出に導いた。

 「相手が良いピッチャーであることは分かっていました。同じ軟式出身ですし、公立特有の粘り強さもある。5回の内容も良くなかったので、6回からギアを入れました」

 5回までに9奪三振だったとはいえ、気の緩みは一切なかった。反省とともに振り返った5回は2死走者なしから連続四球。打ち取ったとはいえ、2番・高橋の打球も痛烈な二直だった。3回までに2点を奪ったが、尻上がりに調子を上げてきた北野の好左腕・長曽我部攻略は容易ではない。ましてや、6回は3番からの上位打線。どちらに転んでもおかしくなかった流れを、わずか10球で3者凡退に退けリズムに乗った。7回からの3イニングで7奪三振。失策で先頭を出塁させた9回無死一塁も、3者連続三振で締めくくった。

 「周りに支えられてここまで来ていたので、きょうは自分が投げきるつもりでした」

 微調整が奏功した。大会直前に右肘と腰に痛みを覚え、オリックス・山本の投球フォームやストレッチを導入。計5失点した1、2回戦は「しっくり来ていなかった」というが、徐々に感覚をつかんでいった。「左手、踏み込む足の使い方を意識しています」。得点圏に走者を許したのはわずか3度。6回を除く毎回の奪三振ショーに、元ロッテの喜多隆志監督も「これまでで一番内容のあるピッチングをしてくれました」と最敬礼だった。

 1年夏から公式戦で経験を積んできたが、新型コロナウイルスの感染拡大もあり、1975年夏以来となる甲子園出場はならなかった。雨天中止が相次いだこともあり、大阪大会は10日での打ち切りが決定。決勝戦は行われないが、チームとしての目標がぶるれることはない。

 「高野連の方々が、大会開催に尽力してくださった。感謝の気持ちを忘れず、最終日まで残れるように頑張りたい」

 最後は主将らしく、ナインの総意を代弁した。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2020年8月4日のニュース