秀岳館・高瀬 リリーフで8奪三振城南地区V

[ 2020年8月4日 05:30 ]

熊本県城南地区決勝   秀岳館8―1南稜 ( 2020年8月3日    藤崎台 )

6回から救援し、4回で8三振を奪った秀岳館の高瀬(中央)
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 まさに魔球だった。球速122キロ前後。滑って曲がり落ちるスライダーに南稜打線は三振の山だ。「ちょっとシュートぎみにひねるのがコツです」。秀岳館の背番号11右腕、高瀬樹(たつき、3年)は誇らしげ。6回から2番手で登板し1点を失ったが3つのアウトは全て空振り三振で取った。7、8回は三者凡退で9回まで毎回の8奪三振。最後の打者を一飛に打ち取ると右手を突き上げた。

 今大会は全4試合に救援登板。「5回で代わると言われ準備していました」とこの日もロング救援を果たした。鹿児島・姶良市の重富中では硬式のガッツ鹿児島でプレーした。「甲子園に行きたくて秀岳館を選んだ」。その夢はコロナ禍でかなわなかったが、自慢の決め球のさえを決勝戦で猛アピールできた。

 学校のある八代を含めた球磨川流域は7月の熊本豪雨で大きな被害を受けた。「自分たちに被害はなかったが多くの方が被害を受け片付けなどボランティアに行った」と池田颯一郎主将(3年)。1年生と控え部員を中心に週3回の奉仕活動を続けた。県外出身者が多いチームだが「“ありがとう、野球頑張って”と声を掛けられ、地域の人たちに支えられて野球をやっているのだと思うようになった」と池田。コロナと豪雨に苦しめられた夏だが、ナインは心の成長も手にした。

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