王将戦7番勝負第2局 対局再開 封じ手は「2一飛」

[ 2023年1月22日 09:06 ]

<第72期王将戦 第2局第2日>開封された封じ手を指す羽生九段。左は藤井王将。右は正立会人の谷川17世名人(撮影・河野 光希)
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 将棋の藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=に羽生善治九段(52)が挑戦する第72期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負第2局が22日午前9時、前日から行われている大阪府高槻市の「摂津峡花の里温泉・山水館」で再開された。

 午前8時46分、挑戦者の羽生が「おはようございます」とあいさつし、対局室に入室。2分後に藤井が姿を見せ、対局1日目の指し手を再現した。羽生が1日目に封じた61手目を、立会人の谷川浩司十七世名人(60)が開封。封じ手は「2一飛」だった。

 史上最年少5冠の藤井と、永世7冠の資格を持つ羽生による世紀の対決の第2局。相掛かりの出だしから、互いの出方を見つつ慎重な駒組みが続いたが、羽生の45手目▲2五飛~▲8五飛の辺りで流れが一気に急速に。59手目には▲8二金の絶妙手も飛び出し、攻めをつなぐ羽生。受けの力が求められる展開になった藤井だが、持ち時間の差は1時間28分。2日目はどのような進行になるのか、注目が集まる。

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