大の虎党・副立会人の稲葉八段 藤井王将と羽生九段の現状局面は「ジェット風船が飛ぶ6~7回くらい」

[ 2023年1月22日 05:20 ]

第72期ALSOK杯王将戦7番勝負第2局第1日 ( 2023年1月21日    大阪府高槻市 摂津峡花の里温泉・山水館 )

タイガースグッズに身を包み、笑顔の副立会人・稲葉八段(撮影・河野 光希)
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 第2局副立会人の稲葉陽八段(34)は“憧れ”の写真撮影に臨んだ。

 立会人の谷川浩司17世名人(60)と同じく、兵庫県西宮市出身の稲葉も根っからの阪神ファン。記者から差し出されたタイガースグッズを受け取ると「(王将戦恒例の)勝者の記念撮影みたい」と笑った。過去2次予選までは進んだが、挑戦者決定リーグはまだ対局なし。「7番勝負で勝たないとこの撮影はできない。憧れはあります」と、挑戦者入りに名乗りを上げた。

 ゆえに来期以降のライバルはどちらになるのか、戦いの行方を見守る。第1局は藤井のハイパフォーマンスさに圧巻だったと明かし、今局は「羽生先生の深い研究に脱帽」と話す。現状の局面を野球で例えると「ジェット風船が飛ぶ6~7回くらい」。藤井の“2打席連続ホームラン”か、羽生の“同点ホームラン”か。「まだまだ戦いはこれからです」と力を込めた。(小田切 葉月)

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