藤井王将注文の地玉子プリン“幻のおやつ”に? 羽生九段は“ウサギ好き”らしいチョイス

[ 2023年1月22日 05:28 ]

第72期ALSOK杯王将戦7番勝負第2局第1日 ( 2023年1月21日    大阪府高槻市 摂津峡花の里温泉・山水館 )

<第72期王将戦 第2局第1日>藤井王将。午前のデザート。摂津峡地玉子プリンとアイスコーヒー(撮影・河野 光希)
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 【これが勝負めし】藤井王将は午前のおやつで事前用意リストにあった特製プリンを注文。藤井が食べれば各地で注文が殺到するのが定番化しているが、今回は入手困難な“幻のプリン”となるかもしれない。

 第2局では高槻市にある菓子店のものなど9品が候補だが、藤井が選んだ山水館の「摂津峡地玉子プリン」は、宿泊客向け会席料理のデザートとして出すだけの品。コーヒー味に煮た花豆をトッピングした王将戦特別バージョンを用意した佐藤学料理長(48)は「頼んでいただけてうれしい」と喜んだ。ただ、材料は地元農家から取り寄せた希少な地卵。量産は難しい。「今後どうするかは未定」(同館責任者)と答えるしかないという。午後はモンブランショコラを注文。一方、羽生は午前に「雪うさぎ」、午後に「はにたんどら焼き」をオーダーした。雪うさぎはうさぎが雪に潜ってかくれんぼしているような可愛いケーキ。長年ウサギを飼う羽生らしい選択だった。

 ≪山水館秘伝のだし「キジうどん」≫この日の昼食で藤井は「キジうどん」をオーダー。先代女将が創作した逸品で、癖のないキジ肉のうま味を最大限に生かしただしを使い、たっぷり野菜や温泉卵が入っている山水館の名物料理だ。一方の羽生は名称に工夫を凝らした「大阪人懐かしのトンテキ定食」を注文。「初来訪の羽生さんの好みが分からず悩んでいた」という料理長は、準備していた新メニュー4つのうちの一つが選ばれて安堵(あんど)の表情だった。 

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