「どうする家康」今年も鬱展開？元康、寝返り→瀬名ピンチ＆人質処刑…ネット戦慄　準レギュラー首桶も登場

大河ドラマ「どうする家康」第3話。織田か、今川か。松平元康（松本潤）の決断は…（C）NHK
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　嵐の松本潤（39）が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」（日曜後8・00）は22日、第3話が放送された。

　＜※以下、ネタバレ有＞

　「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河“初出演”にして初主演となる。

　第3話は「三河平定戦」。故郷の三河・岡崎へ戻った松平元康（松本潤）は、打倒・織田信長（岡田准一）を決意するが、弱小の松平軍は全く歯が立たない。一方、今川氏真（溝端淳平）は援軍をよこさず、本多忠勝（山田裕貴）らは織田に寝返るべきだと言い始め、駿河・駿府に瀬名（有村架純）を残す元康は今川を裏切れないと悩む。そんな中、伯父の水野信元（寺島進）が岡崎城に“ある人”を連れて来る。それは16年前に生き別れた元康の母・於大の方（松嶋菜々子）だった…という展開。

　永禄3年（1560年）7月、元康は信元が城主の刈谷城攻めに失敗。戦死者は八十余名。同年8月、忠実な今川方・吉良義昭（矢島健一）との連合軍も敗北した。信元と組む久松長家（リリー・フランキー）が首級を検めるシーンに、前作「鎌倉殿の13人」でも度々登場した「首桶」が再び。そして、武田信玄（阿部寛）との交渉も不調。元康の窮地を見透かしたように、信元が現れたのだった。

　母子再会の感涙も束の間。於大は「今川と手をお切りなさい。今川はもうおしまいです」「そなたの父上は、かつて尾張におったそなたを見捨てました。恨んでおいでか。わたくしは、たいそう立派なご判断であったと思います。主君たる者、家臣と国のためならば己の妻や子ごとき平気で打ち捨てなされ！」「そなたを助けている吉良義昭殿を攻め、所領を切り取られよ。それが信長様への返事になる」と愛息を叱咤激励した。

　忠臣・酒井忠次（大森南朋）と石川数正（松重豊）も土下座し、決死の進言。元康は「嫌じゃ…嫌じゃ…わしは駿府に、妻と子のもとに帰るんじゃ！」と泣き叫んだが、吉良攻めを実行。信元は「ようやく、正しい方に（博打を）はったな」。元康の離反に、氏真は「嘘じゃ…元康…」。三河武士の妻たちが斬られ、瀬名もピンチに陥った。

　信元は「よーし、甥っ子。尾張清須へ行こう。俺たちの、殿様に会いに。おまえが来るのを首を長くしてお待ちだ」。断腸の思いの寝返り。元康の目に涙がにじんだ。

　権力闘争が続いた「鎌倉殿の13人」のような展開。SNS上には「鎌倉殿を全話見た私も沈むくらいの鬱回だったのですが」「女性陣の処刑があるなんて、鎌倉殿よりしんどい展開なんじゃないか？」「鎌倉殿に匹敵する地獄回じゃなかった…？」「離反した元康家中の人質を処すところ、昨年の族滅大河に負けてないな」「松平埋蔵金、えびすくいから始まると思いきや、準レギュラー首桶も登場する地獄が始まりましたぞ」などの声も。視聴者を恐怖に陥れた。