明石家さんま「サバの味噌漬けですか?」 CMで採用された「男女7人」撮影秘話「ものすごく覚えてる」

[ 2023年1月22日 19:25 ]

明石家さんま
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 お笑いタレント明石家さんま(67)が、21日放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」(土曜後10・00)に出演し、現在放送されている「創味ハコネーゼ濃厚カルボナーラ」のテレビCMの裏話を披露した。

 同CMは、86年にさんまが出演した人気ドラマ「男女7人夏物語」のワンシーンをつなぎ合わせて構成されており、さんまが飲食店で「サバの味噌漬けですか?」と尋ねる場面が複数回、印象的に使われている。

 自身の演技に悩んでいるという「Juice=Juice」井上玲音に、さんまは「自分の自慢話になってしまうねんけど、いいですか?」と前置きし、当該シーンの撮影を振り返った。

 CMで使われたのは、ドラマでさんま演じる良介が、大竹しのぶ演じる桃子と飲食店で食事をともにするシチュエーションだった。本来は「おう、今日もサバの味噌漬けかい?」といった軽めのニュアンスだったが、さんまはそこにひと工夫を加えたという。「あれね、実は言い方を変えてて。久々に会うた(という設定だった)んで、緊張している言い方を出したかったんですね。俺としては」と説明。「あれは久々に会って、別れていた時だったんで、緊張しながら言う“サバの味噌漬け”を前日、すごい研究したんですよ」とも明かした。

 さんまのたどたどしい問い方に、リアリティーを感じる場面。「それをもう、三十何年もたってから、その監督が“あのシーンや!”って気づいてくれたっちゅうのは、すごいうれしい。人が思っているより。ちょっとテンション下がり気味の、緊張した感じを出したくて、それが印象的だというので、監督がチョイスしたと思うんですけど。努力は報われるんだって、あのCMを見て自分ながらに思ったんですよ」と自画自賛した。

 当時はあまり注目されることがなかった場面だという。「自分では100点満点やと思ったけど、誰も世間では認めてくれず、何も言ってくれず…。三十何年たってから、監督だけが気に入っていたという。すごいやろ?うれしいというか、ものすごく覚えてる。あのシーン」とうれしそうに語っていた。

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2023年1月22日のニュース