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堀江謙一氏 世界最高齢83歳での単独無寄港太平洋横断へ 60年前は“密航”今回は逆コースで挑戦

[ 2022年1月24日 12:32 ]

<堀江謙一氏単独無寄港太平洋横断挑戦> 世界最高齢で単独無寄港太平洋横断に挑戦、MERMAID3の前でガッツポーズを決める堀江謙一氏(撮影・後藤 正志)
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 米サンフランシスコから兵庫・西宮まで、世界最高齢83歳での単独無寄港太平洋横断を目指す海洋冒険家・堀江謙一氏(83)が24日、西宮市内で会見。「一番の目的はボク自身が楽しむこと。現在、元気なので挑戦するチャンスを使いたい」と意欲を語った。3月26日(現地時間)に出発し、60年前とは逆のコースをたどって、6月第1週の帰港を予定している。

 60年前は「密出国だった。奇人変人と言われた」と苦笑いした堀江氏。1962年5月、西宮港からこっそり出国して「単独無寄港太平洋横断」を達成した時と同じサイズの全長5・80メートルの「サントリーマーメイド3号」の積み出し作業に立ち会い、会見に臨んだ。

 ヨットは60年前、初代マーメイド号の設計者・横山晃氏の長男でヨットデザイナーの横山一郎氏(76)が設計。「60年前と同じ大きさというのがこだわり。あとは当時なかったデッキの手すりがついてます。安全に配慮されたもの。これで準備の8割は終わりました」と堀江氏はホッとした顔。「このコースは何回か航海しているので慣れてる。それが強み。あとは(船体の)微調整。サンフランシスコで水とビールを3ケースほど積み込むぐらいかな」と大笑いし、「今回、辛坊治郎さんの著書『自己責任』もヨットに積み込んだ」と明かした。

 ちょうど60年前、小型ヨットを操って西宮港からサンフランシスコまでたった1人で航海。パスポートもビザもない「密航」だったが、到着した米国で称賛され、日本でも“時の人”に。航海記録を記した「太平洋ひとりぼっち」はベストセラーとなり、映画化もされた。その後も74年には西回り、05年には東回りで単独無寄港世界一周を達成。今回は08年に波の力だけで進む“波浪推進船”で米ハワイから紀伊水道まで航行して以来14年ぶりの長い航海となる。

 新型コロナ渦で、いつもとは違う手続きも必要で「1日前にPCR検査を受けないといけない。まあ、何とかなるでしょ」と悠然とした顔。不安があるとすれば「缶詰を積み込んでるから、缶切りを忘れてないか不安」と茶目っ気たっぷりだ。「6月上旬ぐらいに帰ってくるんで、Tシャツに半パンでゴールしたい。100歳?その時に心臓が動いていたらね」。海洋冒険のレジェンドは最後も自信の笑みを浮かべた。

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