YOASOBI 宮部みゆきら直木賞作家4人とコラボ 書き下ろし小説を歌に

[ 2021年12月1日 18:00 ]

4人の直木賞作家とコラボするYOASOBI
Photo By 提供写真

 小説を原作とした音楽を発表している男女2人組ユニット「YOASOBI」が、4人の直木賞作家とのコラボレーションすることになった。

 島本理生さん(38)、辻村深月さん(41)、宮部みゆきさん(60)、森絵都さん(53)の4人が新たに書き下ろす小説を楽曲化する。小説は「はじめて○○したときに読む物語」がテーマ。島本さんは「はじめて人を好きになったとき」をテーマにした「私だけの所有者」、辻村さんは「はじめて家出したとき」をテーマにした「ユーレイ」、宮部さんは「はじめて容疑者になったとき」をテーマにした「色違いのトランプ」、森さんは「はじめて告白したとき」をテーマにした「ヒカリノタネ」。この4作をまとめた書籍「はじめての」が来年2月16日に水鈴社から刊行される。

 YOASOBIはこの4作を原作にした音楽を順次発表していく。発売日などは明らかにしていない。ボーカルのikura(21)は「私が小説を読むきっかけをくださった作家さんや、高校時代にたくさん親しんできた作家さん達とこうして一緒に作品を作ることができて嬉しい気持ちでいっぱいです」と感激。コンポーザー(音楽制作者)のAyaae(27)は「皆さまがそれぞれ小説に込めてくださった思いをあますことなくくみ取って、YOASOBIというフィルターを通し、自分たちが一番カッコいいと思える音楽という形で楽しんでアウトプットすることができたらと思っています」と抱負。宮部さんは「私にはまったく新しい経験に、胸が高鳴っています」と、壮大なプロジェクトに興奮を隠せない様子だ。

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