ユーキャン新語・流行語年間大賞に「リアル二刀流」「ショータイム」 大谷翔平が“二刀流”受賞!

[ 2021年12月1日 14:00 ]

エンゼルス・大谷翔平
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 年末恒例の「2021ユーキャン新語・流行語大賞」(現代用語の基礎知識選)の発表・表彰式が1日、都内で行われ、年間大賞に「リアル二刀流」「ショータイム」の2つのワードが選ばれた。年間大賞に2語が選ばれるのは、17年の「インスタ映え」「忖度」以来、4年ぶり。

 大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手(27)が今季、打ではリーグ3位の46本塁打、投げては9勝(2敗)を挙げた。投手としてだけではなく、登板のない試合も打者として試合に出場することから、「リアル二刀流」の呼び名が定着。大谷が華々しく活躍する様子を、現地実況が名前にかけて「イッツ・ショータイム!」と評することが多かったことから、この2つが候補に入っていた。大谷は表彰式を欠席した。

 記者投票によるア・リーグMVPには、満票で選ばれる快挙だった。今季、大リーグ機構(MLB)や全米野球記者協会(BBWAA)などによる表彰レースでは、11冠。大谷一色の活躍だった2021年は、流行語も“二刀流”受賞で花を添えた。元祖二刀流のベーブ・ルースが成し遂げた2ケタ本塁打&2ケタ勝利は来季以降にお預けとなったが、球史を変える大活躍で大きな足跡をしるした。

 「新語・流行語大賞」は84年にスタート。ユーキャンとの提携で04年から現在の名称に改称された。選考は「現代用語の基礎知識」編集部の調査による30のノミネートから、選考委員会が10語を選んだ。選考委員は姜尚中氏(東京大学名誉教授)、金田一秀穂氏(杏林大学教授)、辛酸なめ子氏(漫画家・コラムリスト)、俵万智(歌人)、室井滋(女優・エッセイスト)、やくみつる氏(漫画家)、大塚陽子氏(「現代用語の基礎知識」編集長)。

 俵氏は「五輪とコロナの市松模様のあいだに、社会問題が見え隠れしていて、大谷選手がピンバッジのように輝いている…言葉のうえでも、そんな一年だった」と今年の選考を評した。

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2021年12月1日のニュース