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藤井竜王 2日で早くも「仕事納め」 順位戦で一昨年黒星、因縁の相手・近藤七段とB級1組順位戦

[ 2021年12月1日 16:41 ]

藤井聡太竜王

 将棋の藤井聡太竜王(19)=王位、叡王、棋聖含め4冠=が2日、名人戦B級1組順位戦の9回戦で近藤誠也七段(25)と対局する。藤井にとって今年最後の公式戦で、12月は始まったばかりだが早くも「仕事納め」と言えそうだ。

 16年12月24日、加藤一二三・九段(81)とのデビュー戦から始まった棋士人生。17、18年は28日まで対局したが昨年は16日、そして今年は2日。トーナメント戦は勝ち進めば勝ち進むほど対局が増える一方、全8冠中4冠を占めたことで予選免除の棋戦が増えた。また最終局までもつれ込めば17、18日が第7局だった竜王戦を4タテしたことで、12月の対局予定が2局消えてしまった。

 決勝トーナメントのベスト8に進出する銀河戦は12月に最大3局が放映予定だがテレビ棋戦のため、すでに収録済み。非公式戦やイベント出演は年内にまだあるため、全力集中するわけにはいかないが、今年度最後のタイトル戦となる年明け開幕の本社主催・第71期ALSOK杯王将戦7番勝負の準備に取り組む時間的余裕は生まれた。

 ただ、近藤は侮れない相手だ。先月19日の王将リーグでは勝利し、対戦成績を5勝1敗としたが、唯一の黒星は一昨年2月、C級1組順位戦で喫した。全10回戦を9勝1敗の好成績で終えたが、昇級初年度の藤井は順位が下位だったため、相星の近藤ら上位2人に昇級をさらわれた。

 B級1組へ舞台を移した今回、藤井は7勝1敗で7勝0敗の首位・佐々木勇気七段(27)を追っている。年度を通じて13人総当たりで昇級2枠を争う戦いは、名人挑戦権を争うA級昇級へつながっている。

 8冠中、最も長い歴史を誇る名人戦。今期で第80期を迎えた伝統の棋戦にも、藤井に最年少獲得記録更新のチャンスが残っている。谷川浩司九段(59)の21歳2カ月を抜くには今年度でのA級昇級、そして来年度A級での戦いを勝ち抜き、名人挑戦権をつかむ必要がある。

 3番手・千田翔太七段(27)が6勝2敗で追うB級1組はその意味でも、息の抜けない対局になりそうだ。

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