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落合博満氏 山田久志氏の200勝達成試合で伝説の3本塁打 捕手とのやりとりを赤裸々告白

[ 2022年5月18日 17:00 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が18日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。秋田県出身の落合氏が同郷の先輩で元阪急の山田久志氏(73)の200勝達成試合で放った伝説の3本塁打の裏話について語った。

 落合氏にとって、秋田の同郷で5歳年上の山田氏は尊敬する先輩だった。対戦してすごいと思った投手について「山田さん、(西武で活躍した)郭泰源」とし、山田氏について「凄かった。でも、俺がやっていたのは、あの人の晩年に近い時。全盛の時じゃないだけにね。それでもすごかった」と振り返った。

 2人にとって忘れられない一戦、それが1982年4月29日の阪急─ロッテ(西宮)だ。当時史上17人目の200勝を達成した山田氏だったが、試合は9─6で、山田氏は9回6失点で完投。この試合で落合氏は3回と6回に左越え、9回に右翼へ、3本のソロ本塁打を放った。「(山田氏は)負け投手のような表情で、ぶ然としてましたよ」と回想。そして阪急捕手の中沢伸二氏とのバッターボックスでのやりとりがあったことを告白した。

 中沢「オチ、お前秋田(出身)だよな」
 落合「はい、そうです」
 中沢「もう2本打ったんだから、3本目はもういいだろう」
 落合「ああ、いいですよ。その代わり、変なボール投げないでくださいよ」
 中沢「おう、分かった」

 落合氏は「要するに三振してくれって言うことだよな」と理解したというが、何とその初球にカーブが来たという。それまで3本塁打したのはシンカーと報道されてきたが、落合氏は「初球かなんかにカーブを放ってきたんだ。それを何の気なしに反応して打ったら、ライトにホームランになっちゃったというね。これは八百長でも何でもない。当事者同士の話」と振り返った。

 後日、山田氏と会ってこの話題になったという。「“中沢って疑り深いからなあ”という話をされて。まさか(これまでの対戦で)投げてきたことのないカーブなんか、初球に投げてくると思ってないもん、こっちだって」と話した落合氏。「ホームベース踏む時、“何であんな球投げたんだよ”って(中沢氏に)言った」と語った。

 「まさかあそこでカーブ来るとは思ってなかったな。それで反応しちゃうっていうのがね。だからバッティングの基礎っていうのは、そこじゃないのかな。“これはうまく打ちましたね”とかって言うけども、そのボールに素直に反応しているかどうかというところが一番大事なんじゃないのかな」と打撃の極意にまで話は及んだ。

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