イケおじかっこいい~!!ヤクルト・青木で堅首 同点適時二塁打でオスナのサヨナラ犠飛呼んだ

[ 2022年5月18日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト2―1阪神 ( 2022年5月17日    神宮 )

<ヤ・神>9回、サヨナラ犠飛を放ったオスナ(右手前)に抱きつく青木と大喜びのヤクルトナイン(撮影・村上 大輔)
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 サヨナラ打のヤクルト・オスナがお立ち台で喜んだのは青木の活躍だ。「ノリさん(青木)は凄い努力をしている。報われて良かった」。ヒーローは自分だが、直前で同点適時二塁打を放った尊敬するベテランを称えた。

 0―1の9回1死一、三塁。青木が3球続いた岩崎のスライダーを捉え、右中間へ同点二塁打。「甘いボールは全部いこうと思った」と5月5日の阪神戦以来の打点に派手なガッツポーズを見せた。

 首位打者3度の安打製造機が、今季は打率2割前後と苦しんできた。雨で広島戦が中止になった13日は休養返上で、若手に交じりマツダスタジアムの室内練習場でバットを振った。打順も開幕の2番から下がり、ここ2試合は6番。それでも「つなぐ打撃は変わらない」とチーム打撃に徹し、今季2度目のサヨナラ勝利をもたらした。

 この日は試合前、NPB通算1500試合出場の表彰を受けた。試合後にマスコットのつば九郎から、前日発表され山田が1位、村上が2位だった球団主催の「イケメン総選挙」で9位だったことをいじられ「若い頃はもうちょっと人気あった。髪形かな」と丸刈り頭を撫でて笑わせた。

 不振の中でも、サンタナの一時帰国で寂しがるオスナを食事に誘う気遣いは忘れなかった。その2人がお立ち台でそろい踏み。高津監督も「持ち場を理解して仕事してくれる」と信頼する。3連勝で首位キープ。「ホームで勝てば勢いがつく」と青木。精神的支柱の笑顔でチームは加速する。(君島 圭介)

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