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広島・遠藤 まさかの逆転サヨナラ負けに「悔しいです」9回続投の理由に栗林のコンディション不良

[ 2022年5月18日 05:30 ]

セ・リーグ   広島2-3巨人 ( 2022年5月17日    宇都宮 )

<巨・広>9回、無死満塁のピンチをつくって遠藤は降板(撮影・篠原 岳夫)
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 やはり“鬼門”なのか…。広島・遠藤淳志投手(23)が17日の巨人戦で、初完封を目前に力尽きた。8回までは被安打3と圧巻の内容。この日はコンディション不良の守護神・栗林良吏投手(25)を起用しないチーム方針だったため、2点優勢の9回も続投したが、期待に応えられなかった。最後は無死満塁から登板したニック・ターリー投手(32)が打たれ、今季2度目のサヨナラ負け。これでチームは宇都宮清原開催4戦4敗となり、3位に後退した。

 8回までは軽快に奪えていたはずのアウトが、最後の1イニングになると取れない…。遠藤は初完封を目前にし、これまで味わったことのない重圧と悔しさを知ることとなった。

 「前までの自分なら(8回までで)代えられていたと思う。9回まで行かせてもらったのは感謝しかないですけど…。悔しいです」

 球が高めに浮く短所を露呈することなく、低めに制球し続けて8回までは被安打3と相手打線を圧倒した。2―0の6回1死一、二塁では吉川を直球で遊ゴロ併殺に仕留めて右拳を握り、8回2死一塁では丸からチェンジアップで空振り三振を奪って要所を締めた。この時点で球数は109球。少しの余力を残して9回に向かった。

 しかし最終回に球が高く浮いた。9回先頭のウォーカー、吉川と2者連続で右前打を許し、続く岡本和に四球を与えて無死満塁を招いたところで降板。後を受けたターリーも相手打線の勢いを止められず、まさかのサヨナラ負けとなった。遠藤は敗戦の責を負った。

 「どの球も低めに集めることはできていたと思う。最後にああいった形になってしまったので、また次の登板に向けて反省したい」

 不運も重なった。抑えの栗林がコンディション不良により、この日は試合前から起用されないチーム方針だった。佐々岡監督は「今日は栗林に投げられない理由があり、遠藤があれだけの投球を見せていたので9回も任せた」と説明した。2―0の9回裏は、本来であれば守護神に託す展開。だが、栗林はブルペンで肩を温めることもなかった。加えて栗林以外の救援陣も、安定感を欠く状態。9回先頭から連打を浴びてもなお、遠藤を続投させるしかなかった。

 直前の9回の攻撃では1死満塁で打席に入った遠藤が、三振も選択肢に入る状況で初球カットボールを強振して遊ゴロ併殺。自らのバットで白星を近づけようとした思いも、結果的には裏目に出た。

 とはいえ指揮官から「本当にしっかりと投げてくれた」と称えられたように、信頼を高める登板となったのも事実。故郷・茨城から駆けつけた両親や友人の前で、成長した姿を見せることはできた。(河合 洋介) 

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