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ブルージェイズ・雄星 真価発揮の5月は“ver.2”古巣斬り6回1安打無失点で日米通算90勝到達

[ 2022年5月18日 02:30 ]

ア・リーグ   ブルージェイズ6―2マリナーズ ( 2022年5月16日    トロント )

〈ブルージェイズ・マリナーズ〉先発し6回無失点の好投を見せたマリナーズ・菊池(AP)
Photo By AP

 剛球がうなりを上げた。ブルージェイズの菊池雄星投手(30)が16日(日本時間17日)、古巣マリナーズとの初対戦で6回1安打無失点、6奪三振。今季2勝目を挙げ、日米通算90勝に到達した。最速97.1マイル(約156キロ)の直球を軸に圧倒。規定投球回に3イニング足りないものの、5月の被打率.105はア・リーグ1位相当と好投を続けており、いよいよエンジン全開だ。

 菊池は少しはにかみ、ベンチ前で出迎えた捕手ジャンセンとグータッチを交わした。2―0の6回2死一塁。期待の新人J・ロドリゲスに3球連続で直球を選択。最後は95.8マイル(約154キロ)で右飛と、力でねじ伏せた。

 「とにかく直球で押していけたのが全て。毎試合、自信を深めている」

 4回まで無安打投球。5回先頭のウインカーに右翼線二塁打を許したが、これが唯一の被安打で2勝目を挙げた。全90球中、直球は64%を占める58球。前回までの6登板の平均(48.5%)を大きく上回る、今季最も高い割合で「直球で押す、こういう形を目指していた」と胸を張った。

 変化球に頼った4月はカウントを不利にする場面が目立ったが、直球を増やして好転した。5月3試合で計17回1/3を投げて20三振を奪い、防御率は1.56。規定投球回に3イニング足りないが被打率.105はア・リーグ1位相当だ。今季全体でも同.184で7位相当と、高いレベルの投球を披露している。

 マリナーズ3年目の昨季はプレーオフ進出を争う正念場で先発を外される悔しさを味わった。菊池、球団側とも今季契約の選択権を行使せず、ブルージェイズへ移籍。3年間所属したチームとの初対戦を「本当に思い入れがある。凄く楽しみだった」と心待ちにし、古巣相手に節目の日米通算90勝目を刻んだ。

 球団公式サイトは「“菊池2.0”(アップデートされた菊池)が正式リリースされた」とその進化を絶賛。ローテーション通りなら次々回は26日(日本時間27日)からのエンゼルスとの4連戦で先発する可能性が高く、花巻東3学年後輩の大谷との対戦にも注目が集まる。

 《交流戦は苦手?》菊池は日米通算90勝目(日本73、米国17)。古巣マリナーズから白星を挙げ、勝利球団数は12となった。米移籍した19年から最も多く勝利を挙げた相手はレンジャーズで3勝。ヤンキース、ブルージェイズ、レイズの2勝と続く。交流戦で対戦するナ・リーグ球団とは相性が悪く、10試合で1勝4敗、防御率5.75となっている。

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