阪神・伊藤将 虎新人左腕初デビュー無キズ3連勝!8回1失点25歳最高のバースデー

[ 2021年5月9日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4-1DeNA ( 2021年5月8日    横浜 )

 <D・神>高校時代に慣れ親しんだ横浜スタジアムで8回1失点の好投を見せた阪神・伊藤将(撮影・大森 寛明)
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 最高の誕生日になった。25歳になった阪神・伊藤将は1失点だけで8回101球を投げ抜き、デビューから無傷の3連勝へ伸ばした。球団新人では84年池田親興の5連勝以来、37年ぶり。左腕では初めての快挙になった。

 「今日は最高の誕生日ですし、両親も喜んでくれていると思います」

 先発登板日と誕生日の重複。そんな巡り合わせを1年目から引き寄せ、しかも好結果で応えた。6回まで毎回安打されて計6安打。つまり、1イニングで複数安打は許さなかった。唯一の失点は4回先頭の牧に浴びた左越え本塁打。プロ初被弾にも動じず、5、6回はいずれも併殺打で切り抜けた。7回からの最後2回は連続で3者凡退。まさに尻上がりの快投だった。

 ピンチに強いのが最大の特長だ。走者なしの状況では被打率・365に対し、走者ありでは同・091。緩急の技、制球力、冷静な心…、どれも新人の域を超えているから、粘り強く投げ抜くことができる。矢野監督にも「カウントを取れる変化球が2つ3つあるというのは、やっぱり勝てる要素の一つ。ビックリするような速さはないけど、速く見せるようなモノを持っている」と評価された。

 慣れ親しんだマウンドだった。横浜高2年夏の神奈川大会では準々決勝で桐光学園・松井裕樹(現楽天)に投げ勝ち、準決勝と決勝は連続完封して甲子園出場をつかみ取った。思い出深い場所にプロでは初凱旋し、再び躍動した。

 「高校時代は横浜スタジアムに結構お世話になった。プロでプレーできたのは本当にうれしいです」

 登板した4試合で同期入団の佐藤輝からは打率・438、6打点の援護を受ける。「輝が打ってくれるとピッチングも助かる。これからも輝と自分と中野も、ルーキーらしく頑張っていきたい」。共闘はまだまだ続きそうだ。(須田 麻祐子)

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