ソフトB、今季2度目零敗で5カード連続「勝ち越しなし」 グラシアルが右手薬指骨折で離脱…

[ 2021年5月9日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク0-2西武 ( 2021年5月8日    ペイペイD )

<ソ・西>2回1死二塁、甲斐の三ゴロで二塁でアウトになったグラシアル(撮影・中村達也)
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 痛い。ソフトバンクは8日、西武に零敗し5カード連続「勝ち越しなし」が決まった。試合後にはジュリスベル・グラシアル内野手(35)の右手骨折も判明し長期離脱が不可避となった。すでにエースの千賀滉大投手(28)、守護神・森唯斗投手(29)が離脱中のチームで、主砲まで負傷。12残塁を喫した打線の執念不足を指摘した工藤公康監督(58)の苦悩は深くなる一方だ。

 「タカガールデー」でピンクに染まったペイペイドームの期待がため息に変わった。2点を追う9回2死満塁。打席には柳田。一打サヨナラを夢見たが、現実は甘くなかった。遊ゴロに倒れ、スコアボードには9個目の0が並んだ。

 さらに、試合後にも悲劇が待っていた。途中交代していたグラシアルの骨折が判明した。福岡市内の病院で検査を受け「右第3・4指PIP橈側側副靭帯損傷、右第4指基節骨剥離骨折」と診断された。今後は3週間程度の患部固定が必要となった。2回1死二塁。二塁走者だったグラシアルは甲斐の三ゴロに、ヘッドスライディングで帰塁。二塁手の足と右手が接触した際に負傷したとみられる。

 ここまで全試合に先発し、打率・304、5本塁打、15打点。5カード連続で勝ち越しがないチームにあって、打線を引っ張ってきた主砲の戦線離脱は痛すぎる。

 グラシアルを序盤で欠いた打線は12残塁を喫した。無死で6度得点圏に走者を進めたが、全て無得点。特に痛かったのは7回、松田のバントミスだ。2点を追う無死一、二塁。走者を進め、調子を上げてきた周東、上林につながる場面で痛恨の捕邪飛。工藤監督は「調子の良い悪いはあるが、自分の役割を果たしてバトンタッチして欲しい」と頭を抱えた。

 打ったときは投手が崩れ、抑えたときは打てない。悪循環を振り払う1本がない。指揮官は「相手を知ることが大事。直球が強い打者が(直球を)待っていても来ない。理解して打席に入るか入らないかで、ずいぶん変わるんじゃないかなと思います」と打者の準備不足を指摘した。

 今季2度目の零敗。4月1日、オリックス山本に完封されて以来。継投で無得点に抑えられたのは今季初だ。西武との対戦成績では4つ負け越し。前夜も投手陣が2失点で引き分け。指揮官は「打者の執念。何とかするぞという強い思いを持って戦うこと」。打線への苦言は止まらなかった。

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