日本ハム・近藤 マー撃ち決勝打&ダメ押しソロ 3連勝で首位・楽天に3・5差

[ 2021年5月9日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム4ー1楽天 ( 2021年5月8日    札幌D )

<日・楽>5回1死、本塁打を放つ近藤(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハムの近藤健介外野手(27)が8日、楽天戦で田中将大投手(32)から決勝の先制打とダメ押しの6号ソロを放ち、08年から札幌ドームで8連勝中だった右腕に土をつけた。きょう9日の「母の日」を前に、母・昌子さんに届けた感謝の白星。チームは最下位ながら3連勝で首位・楽天に3・5ゲーム差に詰め寄り「混パ」を演出している。

 冷静な男が珍しく興奮していた。それほどうれしかった。田中将から初めての一発。近藤は力強いガッツポーズを繰り出し、ダイヤモンドを一周した。

 「まさか、あそこまで奇麗に打てるとは…。自分でもびっくりするぐらい何が起こったのか分からない」。楽天に復帰した田中将には8年前までと4月17日の対戦を合わせ、12打数無安打。初回は粘り、甘く入った8球目の150キロ直球を捉えた。左中間への先制適時二塁打。初安打に気を良くし、3―1で迎えた5回だった。

 「どんどんストライクを取りにきて、追い込まれるとスプリット、スライダーで三振がある」。狙いはカウント球。初球のカーブを豪快にすくい上げ、中堅右へ放り込んだ。初球を振る確率11・4%はリーグで3番目に低いものの、振れば7打数4安打、3本塁打と仕留める確率は高い。

 札幌ドームは、9日の母の日を記念し、来場者全員にピンク色の「Mother’sユニホーム」が配布された。近藤の母・昌子さんは鹿児島・徳之島で行うオフの自主トレに同行し、食事面でサポート。中華おこわが、おふくろの味だ。昨年結婚した1児の母でもある新妻には、練習の手助けも受けた。新型コロナの陽性者13人が出て活動停止となる中、スポンジボールを家の中で投げてもらってティー打撃。全体練習ができない中で、体の切れを維持できたことが生きた。

 32試合目で早くも昨季を上回る6本塁打。昨季まで2年連続で最高出塁率を獲得した巧打者は、今年は強く振る意識を高め、長打力が向上した。強打者の指標「OPS(出塁率+長打率)」は・969で、2位のオリックス・吉田正(・946)を上回ってリーグトップだ。コロナ感染で西川らを欠くチームは厳しい戦いを強いられているが、涌井、田中将を攻略し、上り調子だ。

 「一丸となってやろうということだけは常に言っている」。近藤がチームを押し上げ、パ・リーグを盛り上げる。(東尾 洋樹)

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