鈴木啓示氏 阪神・糸井の集中力が勝因に ロハスと激しいポジション争いも、これで外しづらくなる

[ 2021年5月9日 18:15 ]

セ・リーグ   阪神3-2DeNA ( 2021年5月9日    横浜 )

<D・神(9)> 5回無死三塁、勝ち越し2ランを放った糸井は中継カメラに向かってポーズを決める(撮影・大森 寛明)
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 スポーツニッポン評論家の鈴木啓示氏(73)が、9日のDeNA―阪神戦を評論し、阪神の勝因を「糸井の集中力」と挙げた。

 集中力だろう。0―1の5回に佐藤輝が四球、サンズの二塁打(送球間に三進)で追いつき、なお無死三塁で糸井が右中間へ決勝2ラン。前の打席で空振り三振していた真っすぐを完ぺきにとらえたものだった。

 開幕から、代打では目立った結果を残せていなかった。しかし今季初スタメンした7日も本塁打を放つなど、新外国人のロハスが昇格した前後に結果を出すのは、いつも以上の集中力があったためだ。ずっとレギュラーを張ってきた選手。やはりベンチスタートでは満足しないだろうし、チームが好調で首位を走っているならなおさら、この輪の中にいたいと思うのは自然だ。

 この日は先発がガンケルだったため外国人枠の関係でロハスをメンバーから外したが、ここまで結果を出せば、糸井もスタメンから外せなくなりつつある。

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