巨人・原監督「男の子っつーのはお母さんにはとても弱い」 丸、岡本の“ピンク弾”3発に笑顔

[ 2021年5月9日 18:39 ]

セ・リーグ   巨人7―5ヤクルト ( 2021年5月9日    東京D )

<巨・ヤ7>原監督とハイタッチを交わす岡本和(撮影・森沢裕)
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 巨人は主砲・岡本和真内野手(24)の2打席連発、自身初となるサヨナラアーチでヤクルトに逆転サヨナラ勝ち。連敗を阻止し、貯金を今季最多の7に戻した。

 劇的な勝利を見届けた巨人の原辰徳監督(62)は「クリーンアップに最後は懸けた、というところですね」と第一声。「よく和真が…。1点差になるホームランも大きいですしね。もちろん最後は見事ないいバッティングができましたね」と主砲の面目躍如となった岡本和の1点差に迫る8回の6号ソロ、逆転サヨナラ勝ちとなった9回の7号3ランを喜んだ。

 巨人はリリーフ陣がリードを守れず、7回に一挙4点を失って3―5。6安打4四球を出しながらも6回途中1失点と粘り強く投げ、4試合ぶりとなる勝利投手の権利を得て降板していた今村の勝利も消滅した。「いろんな中でね、最後は決めたというところですね」。4失点した7回には田中豊、大江、桜井、戸根とこの回だけで4投手を投入するなど死力を尽くした采配を見せた原監督。継投は実らなかったが、最後は勝利をものにした。

 この日は「母の日」とあって、球審のマスクからスコアボードまでピンク色に染まった。一日限定でピンクの配色が許可された試合で岡本和もピンクのスパイク、ピンクのリストバンドで試合に臨み、2本塁打4打点で主砲の重責を果たした。2回にはスパイク、打撃用グローブ、ヒジ当てなど全身にピンクを配した丸も“ピンクバット”で先制の3号ソロを放っている。かつて自身も巨人の主砲を務めた原監督は「男の子っつーのはお母さんにはとても弱いというね。そういう意味では本当にみんなが恩返しをするというかね、感謝の気持ちを持ってするっていうことがね、非常に。全員そうでしょうけど、良かったと思いますね」と喜んでいた。

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