オリックス 増井が6回無失点で1467日ぶり先発勝利、声震わせ「何とか勝たせたい思いでした」

[ 2020年9月30日 21:20 ]

パ・リーグ   オリックス5―0西武 ( 2020年9月30日    京セラD )

<オ・西>オリックス先発・増井は6回無失点の好投(撮影・井垣 忠夫)
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 今季3度目の真っさらなマウンドで、かつての守護神が新スタイルを証明した。オリックス・増井が6回2安打無失点の快投で、日本ハム時代の2016年9月24日の楽天戦以来1467日ぶりとなる先発勝利。お立ち台で感極まり、声を震わせた。

 「チャンスをずっともらっていたので、今回、結果につなげられて良かったです。本当にリリーフから先発に、投げる場所を与えてもらって、何とかチームを勝たせたい思いでした」

 初回先頭の源田にストレートの四球を与えても、冷静だった。続くスパンジェンバーグを三ゴロ、森を中飛。最後はメヒアを145キロ直球で空振り三振に斬りリズムに乗った。

 「どのイニングも集中して。複数のイニングを投げるので、そういうふうにやっていきたい」。試合前の言葉通り、集中力は途切れない。5回は2四球などで2死一、二塁を招いてもスパンジェンバーグを145キロ直球で空振り三振。6回も安打と四球などで2死一、二塁を背負ったが、外崎を内角高め144キロ直球で三飛に仕留め、役割を果たした。

 守護神奪還を目指した今季だったが、開幕を2軍で迎え、中継ぎで昇格も結果が出ず7月27日に再び2軍降格。ラストチャンスの先発転向。肩に力が入る悪癖を直すため、セットポジションからワインドアップに変更した。9月3日のソフトバンク戦から3度目の正直で、4年ぶりの先発白星をつかんだ。

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2020年9月30日のニュース