ヤンキース先勝 15安打12点でインディアンス圧倒、コール7回13K快投「楽しかった」

[ 2020年9月30日 21:14 ]

ア・リーグ ワイルドカードS第1戦   ヤンキース12―3インディアンス ( 2020年9月29日    クリーブランド )

<インディアンス・ヤンキース>力投するヤンキース先発のコール(AP)
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 ヤンキースは29日(日本時間30日)、敵地クリーブランドでインディアンスとのワイルドカードシリーズ第1戦を戦い、12―3で圧勝した。

 ヤンキースの大黒柱コール、インディアンスのエースでサイ・ヤング賞候補ビーバーの投げ合いとあって、戦前は投手戦を予想する声も多かった。しかし、ヤンキースは初回にラメーヒューが3球目を右前打にすると、続く主砲アーロン・ジャッジが初球を右中間スタンドに叩き込んでわずか4球で2点を先制。これで勢いをつけると、5回にはトーレスが2ランを放つなど着々と加点し、今季4失点以上のゲームが1戦もなかったビーバーから7点を奪ってKOした。

 この日は15安打で12点を挙げた打線に助けられ、コールも7回2失点13三振という期待通りの好投。投打がかみ合っての完勝に、ヤンキースでのプレーオフ初勝利を挙げたコールは試合後、「楽しかった。素晴らしいチームゲームだった」と会心の笑顔だった。

 ヤンキースは30日(同10月1日)の第2戦に勝てば、5戦制で行われる地区シリーズ進出が決まる。その第2戦では田中が先発予定。ジャッジは「田中は最高級のビッグゲームピッチャー。今回も良い投球をしてくれるはずだ」と一気の決着に自信を見せていた。(杉浦大介通信員)

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