甲子園もあ然! 阪神・大山が驚がくの弾丸ライナー「今までにない感覚」 巨人・岡本に1本差

[ 2020年9月30日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神7-3中日 ( 2020年9月29日    甲子園 )

<神・中(16)>6回無死、中越えにソロ本塁打を放ち、“22号ポーズ”?で迎えられる大山(撮影・坂田 高浩)
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 バットが白球を捉えてからわずか3秒あまり。甲子園にいる誰もが驚がくする弾丸ライナーを、阪神・大山が中堅フェンス越えに突き刺した。

 「打った後のバットにボールがついていく感覚が、今までにない感覚があった。練習でやっているスイングが、まだまだですけど少しずつできてきたのかなと思いました」

 2点優勢の6回先頭だった。カウント3―1から藤嶋が投じた外角145キロを一閃。一塁ベースを過ぎた辺りで、右手拳をグッと握りしめた。

 月間9本目のアーチは18年9月に並ぶ自己最多となった。18日中日戦以来9試合ぶりとなる22号で、リーグトップの巨人・岡本に1差。矢野監督からは「どんどん自信にしてもらって。高いところに目標あると思うので、チームのためにも自分のためにもやってもらいたい」と背中を押された。

 5回2死一塁では左前打、8回先頭では右越え二塁打を放ち、2試合連続今季6度目の猛打賞。三塁打が出ればサイクル安打だったが「油断したら一瞬で(打撃が)崩れるし、もっともっと高いレベルを目指してやっていかないといけないと思う。今日は今日で自分の一つの自信にして、また一からしっかりやりたい」と油断はない。手に残る好感触を確かなものにする。 (阪井 日向)

 《月間9本は自己最多》大山(神)は9月18日中日戦の20、21号以来9試合ぶりの本塁打。月間9本塁打は18年9月に並ぶ自己最多。30日も打って10本なら、10年6月のブラゼル(10本)以来10年ぶり、日本人選手では06年4月の浜中治(10本)以来14年ぶりになる。

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