投げても大野雄、打っても大野雄だ!2連続完封&プロ初三塁打の活躍、中日の甲子園連敗を7で止めた

[ 2020年9月30日 21:09 ]

セ・リーグ   中日9―0阪神 ( 2020年9月30日    甲子園 )

<神・中>中日先発・大野雄のピッチング(撮影・平嶋 理子)
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 どんなに価値ある勝利でも、必要以上のアクションは見せない。チームの甲子園連敗を7で止める無四球の2安打完封。自身にとっても屋外球場の勝利は3年ぶりなのに、大野雄は控えめな笑顔でマウンドを降りてきた。

 「何とか(甲子園での)1つ目の勝ちを持ってこられるように準備していた。完封?(味方が)3点目を取った時に、今日は長いイニングを投げなければいけないと思った」

 圧巻のフレーズが、何より似合う内容だった。常にストライクを先行させ、球種を問わずストライクゾーンの四隅にボールが決まる。5回まで1安打投球。8点の大量リードを奪った後でも、全くクオリティーの落ちない投球はエースの称号にふさわしい。

 勝利への執念は、バットにも宿っていた。6点リードした5回2死一、二塁の好機。青柳のストレートを逆らわず、左中間へ運んだ。好打者顔負けの一撃は、プロ10年目で初となる三塁打。2者が生還し、早々と“安全圏”に入った。

 「三塁打?中学以来かな。外野手が前に来ていたので」

 22日のヤクルト戦に続く完封劇。1日の広島戦と合わせ月間3完封は、89年の西本聖以来、チームでは31年ぶりの快挙となる。ベンチに安心と信頼をもたらす快投に、与田監督も最大級の賛辞を贈る。

 「きょうの大野はいい意味の脱力感があった。球数も少なかったし、頼もしいの一言」

 今季15試合の登板で8完投、4完封。甲子園に棲む魔物を退治したのは、安定感抜群の絶対エースだった。

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