槙原寛己氏 出来が良くない中で無失点に抑えた前田健太の総合力 効いた高めスライダー、もう1登板見たい

[ 2020年9月30日 19:55 ]

ア・リーグ ワイルドカードS第1戦   ツインズ1―4アストロズ ( 2020年9月29日    ミネアポリス )

第1戦に先発したツインズ・前田(AP)
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 【槙原寛己 視点】前田の出来は今シーズンの中では悪い方だった。チェンジアップは見極められ全く使えず、直球もひっかかって外に外れる球が目立った。スライダーだけでよく0点に抑えた。それも抜けてしまいハッとする高さにいく球もあったが、狙って高めに投げているものもあった。今まであまりない軌道のため、打者は対応できず、空振りもそこで奪えていた。悪いなりに自分にできることをやっていて、培ったものが生きた。

 ポストシーズンに慣れていることも大きい。力みはあったが、走者をためても浮き足だつことはなかった。

 欲を言えば少なくとも6回までは投げてほしかった。審判との相性も良くなく、苦労して5回までに91球を要したことがアダになった。前田が長く投げられれば、継投も違ってきて、試合展開は大きく変わってくる。

 それでもポストシーズンで一番手を任されたことをは本当に素晴らしいし、見合う成績と内容を残してきた。願わくばもう1回は、前田の登板が見たい。(スポニチ本紙評論家)

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