「めぐりズム」で「伊勢リズム」DeNAルーキー右腕 2人のライバル追いかけ学びの日々

[ 2020年9月30日 09:30 ]

ホットアイマスクを着用してリラックスするDeNA・伊勢(提供写真)
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 DeNAのドラフト3位・伊勢大夢投手が奮闘を続けている。救援陣の一角として、ここまで15試合の登板で防御率1・02(29日現在)。ベンチの信頼感も日に日に増している。

 目まぐるしく過ぎていくプロ1年目。試合前の約20分間のリラックスタイムが、伊勢を支えている。ロッカールームでイヤホンを付けて音楽を聞きながら、目には花王「めぐりズム 蒸気でホットアイマスク」を着けるのがルーティンだ。約40℃の蒸気浴で目元を温めるアイテムは「目から疲労が来るって言いますし、携帯を触らずに目を休ませられたらいいかなと思って始めました。僕はリリーフなので、試合の中盤や終盤に一気に集中力を出せるように、試合前はリラックスできるようにと思っています」と欠かせないものになった。ちなみに現在は「アマゾンで箱買いしたので、しばらくこれでいきます」と完熟ゆずの香りを愛用している。

 明大からドラフト3位で入団。大学時代ともに過ごした森下はドラフト1位で広島に入団し、先発ローテーションの一角としてすでに6勝をマークして新人王争いを繰り広げている。「大学試合から良い意味で尊敬していましたし、今も尊敬するところは大いにあります」と素直に称えるが、思わぬ出来事も。前カードの広島4連戦(マツダスタジアム)では3戦目まで出番がなかった伊勢。3日目には森下から「伊勢、来ているの?」とLINEが届いたそうで「“おるわ”って。ちょっと辛かったです」と苦笑いした。それでも4戦目には0―3の6回から2番手で登板して、1回を無失点に封じてみせた。

 そしてもう一人。ヤクルト・村上もまた、意識する存在だ。九州学院の2学年後輩にあたるが、ここまで2度の対戦で2安打を許しているだけに「高校時代から見ても、彼は相当努力して成長している。負けたくないという思いは一層、強まりました」と明かした。今は先を行く2つの背中を追いかけながら「いい刺激になります。2人ともセ・リーグの顔になっていると思うので、僕もそういう存在になれればいいなと思いながら日々頑張っています」と力に変えている。

 「毎日、学びが多いです」と目を輝かせるルーキーイヤーも、終盤戦に突入した。「まだ大事な場面や緊迫する場面で投げさせてもらえるだけの信頼を得ていない。アピール段階だと思うので、まずは任されたところをしっかり抑えて、信頼してもらえるように仕事を全うしたい。そしてゆくゆくは7、8、9回などを投げさせてもらえるようになりたいです」。勝利の方程式入りを目指し、伊勢はこれからも信頼を積み重ねていく。(記者コラム・町田 利衣)

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