菅野との差 広島・遠藤 2週連続投げ合いで痛感「もっと見て感じて勉強しないと」

[ 2020年9月30日 05:30 ]

セ・リーグ   広島1-6巨人 ( 2020年9月29日    マツダ )

<広・巨(16)>3回を終えベンチに戻る遠藤(右)と会沢のバッテリー (撮影・奥 調)
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 広島・遠藤淳志投手(21)は29日の巨人戦に、5回3失点で降板して今季4敗目を喫した。被安打を4本にとどめながら、失点は全て四死球が絡むなど制球面に課題を残した。相手先発の菅野とは、2戦連続での投げ合いだった。開幕12連勝を挙げた相手エースの投球を目に焼き付け、成長の糧とする。

 遠藤は、エースの投球術にうなったことだろう。自身は制球難から抜け出せず、菅野は初回の失点から見事に修正した。「(菅野はピンチで)一つギアを上げていた。もっと見て感じて勉強しないといけない」。菅野との2週連続の投げ合いは、これ以上ない学びの時間でもあった。

 3失点は、全て四球が絡んだ。3回先頭の若林に四球を与え、1死から吉川尚への死球で一、二塁。続く松原に右前適時打されて追いつかれ、坂本の遊ゴロの間に勝ち越された。4回先頭の丸への四球も若林の適時三塁打につながった。一方の菅野は、1与四球のみ。テンポよく攻守にリズムを生む投球を目に焼き付けた。

 「先頭の四球からの失点。前回と同じ失敗をしてしまった。反省しないといけない。ストライク先行なら勝てる試合だった」

 今季初めて先発ローテーションを守る高卒3年目である。開幕12連勝を挙げた菅野との力負けを誰も責めないだろう。佐々岡監督も「先頭の四球と悪いところが出た。2ボールから8番(若林)に三塁打。もっと考えてやらないと」と成長の糧とするように求めた。

 開幕から無傷を守る菅野とは対照的に、自身初完投した8月2日の巨人戦から約2カ月間、白星から遠ざかる。一時140キロ台後半を計測していた直球は、130キロ台後半が多くを占めた。「ガンが出ていないことにビックリした。スピードが出ていない分、苦労した」。シーズンは終盤戦に入り、極限の疲労と戦っている。

 「正直、精神的にもきつい部分もある。いつか報われると信じて調整していきたい」

 この日は、入団後から貫いてきたワインドアップを封印し、ノーワインドアップを取り入れた。白星から遠ざかることも、避けては通れない成長への過程である。 (河合 洋介)

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