元プロの確かな読み 優勝した智弁和歌山・中谷仁監督の采配ズバリ

[ 2020年8月6日 18:41 ]

和歌山大会決勝   智弁和歌山10―1初芝橋本 ( 2020年8月6日    和歌山市・紀三井寺 )

<智弁和歌山・初芝橋本>囲み取材を受ける智弁和歌山・中谷監督(撮影・坂田 高浩)
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 元プロ野球捕手の智弁和歌山・中谷仁監督の采配が光った。1点を追う2回無死一塁。7番・角井翔一朗左翼手(2年)、8番・中西聖輝投手(2年)に強攻策を命じ、連打で同点。9番の石平創士捕手(2年)には、イケイケから一転して犠打で1死二、三塁とし、続く1番・細川凌平遊撃手(3年)の左翼フェンス直撃となる勝ち越し2点二塁打を引き出した。今秋のドラフト候補の細川は、巨人、広島、中日、阪神、DeNA、日本ハム、オリックスの7球団のスカウトの前で4打数2安打2打点だった。

 4―1で迎えた5回無死三塁のピンチでも、元プロの読みは確かだった。的確な守備位置を指示。初芝橋本の8番・新井啓人捕手(3年)には、3点リード時のセオリー通り、“1点オッケー”の深い位置に内野手を守らせた。三振で打ち取ると、9番・森田彩介投手(3年)には、前打者と打って変わって前進守備を敷いた。作戦的中。二ゴロで本塁に突入した三塁走者が憤死し、1点も許さなかった。その裏に6点を加えて試合を決めた。

 阪神、楽天、巨人を渡り歩き、18年8月に高嶋仁監督の後を継いで母校の監督に就任した。今年は独自大会とはいえ、監督に就任してから夏の和歌山を2連覇。17日に尽誠学園(香川)と対戦する選抜代替大会の交流試合へ「あと1試合ある。しっかり甲子園で勝てるように、最大の準備をしたい」と気持ちを引き締めた。 

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