光南 矢田部&國井1安打完封リレー 14年ぶり夏頂点へ さあ打倒・聖光学院

[ 2020年8月6日 05:32 ]

準決勝   光南7―0須賀川 ( 2020年8月5日    ヨーク開成山 )

<須賀川・光南>決勝進出を決め、笑顔を見せる矢田部(右)、國井(左から2人目)ら光南ナイン
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 「福島2020夏季高校野球大会」は5日、準決勝2試合が行われた。光南は同じ県南地区の須賀川に7―0で勝利し、4年ぶりの決勝進出を果たした。右腕・矢田部巧と左腕・國井飛河(ともに3年)が被安打1の完封リレー。打線も12安打と投打がかみ合った。決勝は7日の11時からヨーク開成山スタジアムで行われる。

 最後の打者を空振り三振に仕留めた國井に、矢田部は三塁から一目散に駆け寄り、笑顔を見せた。二塁すら踏ませない圧巻の1安打完封リレー。渋谷武史監督(42)は「2人とも十分な投球を見せてくれた」と評価した。

 背番号5の先発・矢田部がマウンドで躍動した。「外角低めがよく決まっていた」。直球とチェンジアップがさえ、5回をわずか51球で被安打1、無四球と完璧な投球。背番号1の國井の存在が目立つが、4試合連続で先発した矢田部は19イニングで自責点2と試合をつくってきた。この日は2安打2打点と4番打者の役割も果たし、指揮官は「準決勝に関しては、エースナンバーが逆と言っても良いくらいだった」と最大級の賛辞を送った。

 國井からも「気迫があって、いつも良い流れをつくって自分に渡してくれる」と感謝される矢田部だが、「うちは(國井)飛河が絶対的エース」と謙遜する。「自分はエースにつなぐ役目。いかに負担を減らせるかを考えている」。縁の下の力持ちとしてチームを支え、4年ぶりの決勝までたどり着いた。

 6回から救援した國井は「まあまあの調子でアバウトになってしまった」と反省しながら無安打締め。今大会の防御率0・00をキープすると、打線も12安打と爆発して二枚看板を援護。投打とも最高の状態で王者に挑む。

 16年7月、中学生だった矢田部は開成山で光南と聖光学院の決勝を観戦。5―6で光南が敗れたが同じ中学出身の先輩らが活躍する姿に、「聖光相手でも引けを取らない姿だった」と憧れた。4年前と同じ舞台で同じ相手となった決勝。「先輩たちの思いもあるが、まずは楽しむことを忘れずに挑みたい」。14年ぶりの夏頂点へ矢田部と光南が全てを懸ける。(秋元 萌佳)

 <須賀川>光南の二枚看板を打ち崩せなかった。4打数無安打に終わった大越琢朗主将(3年)は、「簡単に攻略できる投手ではなかった」と振り返った。それでも、最後まで諦めず、思い切りバットを振った。「半端なスイングは後悔する。何万回と振ってきた自分たちのスイングを信じて野球ができた」とすがすがしい表情だった。

 

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