ヤクルトVS広島で珍プレー ライナー?それともゴロ? 審判団、一度は試合終了コールも再開

[ 2020年8月6日 22:17 ]

セ・リーグ   ヤクルト9―5広島 ( 2020年8月6日    神宮 )

<ヤ・広>9回1死一塁、長野の二直が一塁に転送され堂林の足が離れたとして併殺が成立、一度は試合終了となったが…リクエストによって判定が覆る(撮影・篠原岳夫)
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 神宮球場で6日行われたヤクルト―広島8回戦で、一度は試合終了と思われた9回表のプレーを巡って試合が5分以上中断する場面があった。

 広島が5―9と4点を追って迎えた9回表の攻撃。1死一塁から3番・長野の打球は二塁方向へライナー性の当たりで飛んだ。地面スレスレでボールを処理したヤクルト二塁手・宮本は二塁へ送球。二塁塁審はアウトのジェスチャーをし、ベースカバーに入った遊撃手のエスコバーは一塁へ送球、直接捕球のライナーと見て慌てて一塁ベースへ戻った堂林について一塁塁審もアウトを宣告した。併殺成立であればこれで試合終了となるところだが、長野の打球がライナーかゴロかを巡り、ここから事態は紛糾した。

 審判団が集まって確認した結果、ゴロではなく直接捕球のライナーと判定。マイクを通じて一度は試合終了も告げられた。だが、ここで広島の佐々岡監督が今度は一塁ベースへ戻った堂林のアウト判定はセーフではないかとリクエスト。改めて審判団がリプレー検証を行った結果、判定が覆って堂林はセーフとなった。これに今度はヤクルト・高津監督が審判団に確認を求めるシーンもあったが判定はそのままで、2死一塁で試合は再開された。

 そして、堂林は暴投などで三塁まで進んだが、鈴木誠が中飛に倒れ、試合終了となった。

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