オリックス 大声禁止なのにファン悲痛叫び「意地見せろ」 59年ぶり屈辱

[ 2020年8月6日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス1-12ロッテ ( 2020年8月5日    京セラドーム )

<オ・ロ・(8)>選手交代を告げベンチに戻る西村監督 (撮影・奥 調)
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 本拠地・京セラドームが重苦しいムードにのみ込まれた。オリックスは今季最悪の12失点で、今季最悪に並ぶ借金8。ロッテには開幕から1分けを挟む7連敗を喫し、61年に並ぶ59年ぶりの同カード球団ワースト記録になった。

 
 先発した鈴木が4回2/3で8失点KO。7月1日の西武戦でプロ初勝利を挙げてから5試合続けて白星がなく、西村監督は「そうですね、もう、ちょっと、そこも考えないといけないのかな」と処遇を考える時期に来ていることを示唆した。

 4、5回に立て続けに喫した大量失点で試合は壊れた。特に4回は安田の右中間二塁打で先制点を許した後、安達が井上の三遊間への難しい打球を処理して二塁走者の安田を三塁で刺した。せっかくの好守を生かすどころか、「その後、初球の2ランですよね。そこはちょっと痛かったかな、というのはありますよね」と菅野に右翼ポール際へ被弾した場面を厳しく指摘した。

 反撃も5回の1点が精いっぱい。イニング間に「大声での応援はしないように」との注意喚起アナウンスが流れる中、大差が付いた中盤からは「意地を見せろ」などファンの悲痛な叫びが聞こえた無残な敗戦だった。(田中 貴久)

 《59年ぶりの屈辱》オリックスがロッテに開幕7連敗。同カードの開幕からの連敗では1961年に前身球団の阪急が、ロッテ前身の大毎に7連敗して以来59年ぶりのワーストタイ記録となった。2リーグ制以降、カード別開幕連敗のチーム最長は同じ61年の南海戦8連敗。1リーグ時代には39年巨人戦の11連敗がある。

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