阪神・藤浪 今季最長8回力投 敵将に認められた「手ごわい投手が戻ってきた」 

[ 2020年8月6日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神1-4巨人 ( 2020年8月5日    甲子園 )

<神・巨(6)> 6回2死二塁、大城の適時打を浴び鼻をつまむ藤浪(撮影・大森 寛明)
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 阪神は5日の巨人戦に1―4で2連敗となり、首位から今季最大に並ぶ7ゲーム差まで引き離された。今季3度目の先発で676日ぶりの白星を目指した藤浪晋太郎投手(26)は今季最長の8回を4安打4失点(自責1)で力投しながら、援護に恵まれず無念の3敗目。着実に“その時”へ前進する右腕の笑顔を早く見たい。

 100球を超えても、点差が開いても、腕の振りは強くあり続けた。8回のマウンドに上がるのは、前回勝利した18年9月29日の中日戦(完封)以来。藤浪の目は死んでいなかった。

 「力勝負できましたし、その中でしっかり打ち取れたのが良かったですし、負けましたし、反省点はありますけど、次につながるかなと」

 最後は151キロで丸を二ゴロに仕留め、113球を投げ抜いた。4失点でも、背中に注がれた拍手はどれも力投を称えるもの。だからこそ勝って笑顔で応えたかった。

 初回は156キロを計測し、2回には157キロまで上がった直球を梅野の構えるミットに突き刺した。さらに、さえわたったのはスプリットだ。2回は岡本、大城をいずれも146キロで空を切らせた。

 3回先頭への四球から招いた2死二塁で若林に中堅左へ運ばれて先制点を献上しても失速しない。唯一、悔やまれたのが6回だ。先頭・戸郷の投ゴロのバウンドにグラブを合わせきれず後逸した失策が落とし穴になった。

 「最初ツーバンで処理しようと思って、間に合わないと思って中途半端に突っ込んだのが…悔いが残ります」

 2死一、三塁から岡本に初球の157キロを叩かれ、右翼フェンス直撃の2点適時二塁打。大城にも左前に落とされ、3点を失った。

 「(岡本には)勝負にいっての球なので狙っているのを分かって投げているんで、ファウルを取らないといけない。向こうのスイングが上だった」と潔く負けを認めた。登板した3試合計21回0/3で援護は3点だけでも、「年間点が入らない、勝てない時期っていうのはあるものなんで」と首を振った。

 白星が遠く、黒星が3つ先行しても、中軸打者との真っ向勝負は見る者の胸を躍らせ、矢野監督も「投げるたびに自信も出てきているし、手応えを感じていると思う」と希望を見いだした。「全体的に悪くはなかったですけど、自分のエラーからの失点なんで。反省すべきところではあります」。次こそ、その手で勝利をつかみ取りたい。(遠藤 礼)

 ▼巨人・原監督 安定感がありましたね。数少ないチャンスで、うちのバッター陣が、点を取ってくれた。非常に手ごわいピッチャーが戻ってきたなという感じはします。

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