中央学院・飯山 2安打2盗塁 日本ハムコーチの父の背中追いかける「1球に集中」

[ 2020年8月6日 05:30 ]

千葉大会2回戦   中央学院16―2秀明大秀明八千代 ( 2020年8月5日    八千代 )

<中央学院ー秀明八千代>2回に内野安打を放った中央学院・飯山
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 都道府県高野連が独自に開催する代替大会は5日、全国で81試合が行われた。千葉では、中央学院が2回戦で秀明大秀明八千代に16―2で5回コールド勝ち。日本ハムの飯山裕志内野守備コーチ(41)の長男・志夢(もとむ)外野手(3年)が「2番・中堅」で出場し、2打数2安打1四球2盗塁。ユーティリティープレーヤーだった父譲りの「いぶし銀」の活躍が光った。

 「1球に集中。1球で試合は大きく変わる」――。20年間も現役で戦った職人プレーヤーの父・裕志氏から授かった教えだ。2番の飯山が体現したのは、打者11人の猛攻で7得点を挙げた2回だ。

 2安打を放ち、盗塁も2つ決めた。50メートル6秒2の俊足を生かしただけでなく、1つは相手投手が捕手のサインを確認している隙にスタートを切った。初回にも1番打者が1球でアウトになると、9球も粘って四球で出塁した。父譲りの「いぶし銀」。父そっくりの顔で「自分が出て、チャンスをつくるという役目が果たせて良かった」と胸を張った。

 父の名前1文字と好きな言葉を合わせて「志夢」と名付けられた。札幌を拠点とする日本ハムで1軍内野守備コーチを務める父とは高校入学以来、離れて過ごす時間が多かったが、コロナ禍により2カ月弱を一緒に過ごした。プロアマ規定で指導は受けられないが、刺激を受けた。「父は休止期間にもかかわらず、朝早くから起きて、ランニングに行っていました」。高い志に触発され、大きな父の背中を見ながら走った。

 夏の甲子園中止が決まった時、折れかけていた心を奮起させたのも父の言葉だ。「やれることをやり、ベストを尽くす。野球がやりたいならばその先に道がある」。これ以上ない説得力があった。

 名前にあるように夢がある。「今は遠く及びませんが、父のように守備、走塁を長所にして、長く活躍できる選手になりたいです。いつかはプロ野球選手に」。偉大な父の背中を追いかけ、「2代目・飯山」になってみせる。 (柳内 遼平)

 ▼日本ハム飯山内野守備コーチ(札幌での試合前に礼夫人から報告を受け)甲子園という夢がなくなった時はなかなか掛ける言葉が見つからなかった。僕らでは分からない無念さ、悔しさを抱える中でよくやっていると思う。これからも勝てるように全力でプレーしてほしい。

 ◆飯山 志夢(いいやま・もとむ)2003年(平15)2月13日生まれ、東京都葛飾区出身の17歳。幼稚園年長で野球を始め、金町中時代は荒川尾久ボーイズでプレー。中央学院では1年秋から遊撃手でベンチ入り。昨夏に外野手に転向し、秋からレギュラー定着。高校通算12本塁打。遠投100メートル。1メートル77、75キロ。右投げ左打ち。

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