【奈良】郡山、19年ぶり聖地ならずも古豪復活へ 生島監督「第一歩は踏み出せた」

[ 2019年7月24日 14:55 ]

第101回全国高校野球選手権 奈良大会3回戦   郡山1-7天理 ( 2019年7月24日    佐藤薬品スタジアム )

天理に敗れた試合後、関係者にあいさつする郡山ナイン
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 郡山の2000年夏以来、19年ぶりとなる甲子園出場はならなかった。今春の奈良大会で準優勝。古豪復活への期待が高まる中で臨んだ今大会は、強豪・天理の前に3回戦敗退で終わった。

 「(天理には)大会前から築山と決めていました。春の大会では投げていませんし、低めのチェンジアップが良い投手なので」

 今年の4月から就任した生島秀峰監督(61)は無念の表情を浮かべながら振り返った。先発は背番号1の左腕・鎌田健志投手(3年)ではなく、右の築山昌栄投手(3年)。速球に強い相手打線の特徴を精査した上で、チェンジアップを得意とする軟投派を抜てきした。天理の中村良二監督(51)も「鎌田君の対策ばかりで頭になかった。試合前に慌てて映像を見たぐらいです」と語ったほど。実際、天理の各打者はタイミングを取りづらそうにしていたが、3ランを含む2安打で失った初回の5失点があまりにも痛かった。

 聖地へたどり着くことはかなわなかったが、名門のプライドは取り戻した。昨夏の奈良大会は初戦敗退。昨秋も3回戦敗退に終わったが、厳しい冬を越えた今春は快進撃を見せた。準々決勝ではこの日対戦した天理に対し10―2の8回コールド勝ち。その後の近畿大会でも4強に進んだ。生島監督は言う。

 「第一歩は踏み出せたと思います。古豪復活できるように、まず、精神面から入ってもらって。春に勝ち上がったことで、何をすれば良いのか少しは分かったと思います」

 エースの鎌田は春以降、腰痛を患うなど必ずしも万全ではなかった。それでも2番手として6回から登板すると、まずは2イニングを零封。1―6の8回には1点を失い、なおも2死二塁とコールド寸前まで追い込まれたが、「1人でも多くの仲間を試合に出したい」と1番吉田を空振り三振に封じた。

 春夏通じて12回の甲子園出場を誇る名門は、県内屈指の進学校でもある。文武両道の3年間を貫いた主将の池田健太内野手(3年)は最後にこう胸を張った。

 「勉強も大変で厳しい3年間でしたが、野球をすることで人として成長できたと思います。勝ち進んで、支えて下さった多くの人に恩返ししたかったですが、それが叶わず残念です。でも、その声援があったからこそ、頑張れました」

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