【岩手】大船渡・佐々木 甲子園へ王手 圧巻2安打15K完封 最速157キロ

[ 2019年7月24日 15:16 ]

第101回全国高校野球選手権岩手大会 準決勝   大船渡5―0一関工 ( 2019年7月24日    岩手県営球場 )

大船渡の佐々木朗希投手
Photo By スポニチ

 第101回全国高校野球選手権の岩手大会は24日、準決勝が行われ、163キロ右腕の佐々木朗希(3年)を擁する大船渡は一関工に勝利して決勝に進み、35年ぶり2度目の甲子園出場に王手をかけた。佐々木は「4番・投手」で先発出場。打者29人に15奪三振で完封。きょう25日、聖地への切符を懸けて花巻東と大一番に臨む。

 21日の4回戦は延長12回194球を投げ抜き、翌22日の準々決勝(対久慈)は投手としても4番打者としても出場回避。チームは一丸で勝利して中2日の休養での先発登板となった。この日の最速は初回の157キロ。中盤から変化球を織り交ぜながらスコアボードに「0」を並べた。

 佐々木は初回、2四球などで2死二塁とされたが、相手4番を外角157キロ直球で見逃し三振に。直後の初回の攻撃では、1死二、三塁で打席に入り、先制の二塁内野安打。チームはさらに相手失策で加点し2点のリードを奪った。

 2回は5番に154キロ直球を右前打されたが、後続を抑えて無失点。味方打線が1得点し3点リードとなった3回は連続三振を奪うなど3者凡退に抑えた。リードが4点に広がった4回は1死から3番に中前打されたが、後続を打ち取った。

 5回は3者凡退に抑え、6回は1死から四球で出塁した相手1番の盗塁を阻止。ここから8回1死まで5者連続三振に抑えた。

 4イニング連続で打者3人ずつに封じてきた快投に打線も応えた。内野安打と四死球を絡めて加点。リードを5点に広げて佐々木に託した。

 佐々木は9回も2奪三振で完封。チームはノーシードから21年ぶりの決勝に進んだ。

続きを表示

この記事のフォト

2019年7月24日のニュース