【青森】八戸学院光星が2年連続10度目切符 3番近藤が今大会6発20打点でけん引

[ 2019年7月24日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権 青森大会決勝   八戸学院光星12―4弘前学院聖愛 ( 2019年7月23日    弘前市運動公園 )

<弘前学院聖愛・八戸学院光星>6回無死、この日2本目となる本塁打を放つ八戸学院光星・近藤(撮影・木村 揚輔)
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 第101回全国高校野球選手権(8月6日から16日間、甲子園)の青森大会は23日、決勝が行われ、今夏ノーシードの八戸学院光星が12―4で弘前学院聖愛を下し、2年連続10度目の出場を決めた。3番の近藤遼一内野手(3年)はこの試合2本塁打4打点。今大会いずれもチームトップの6本塁打20打点と大暴れし、優勝の立役者となった。

 雨空を吹き飛ばすような衝撃音が響いた。初回無死一、三塁。3番・近藤は初球の高めカーブを叩いた。左中間席へ大きな放物線を描く先制3ラン。打者12人、8得点の猛攻の呼び水となった。

 「打った瞬間にいったかなと。決勝だからといって無理に力が入らず、リラックスして打席に入れたのが良かった」

 どっしりとした体形に、のんびりとした話し方が特徴的な愛されキャラが、打席に入ると一変する。大アーチは気温30度を超えるカンカン照りとなった6回にも飛び出した。3球目の甘く入った直球を見逃さず、バックスクリーンへソロ本塁打。「楽しく打つことができた結果」。サラリと言ってのけた。

 ノーシードから始まったチームは、大会6試合で15本塁打、72得点。近藤はともにチームトップの6本塁打、20打点だ。攻撃的遊撃手の「坂本2世」武岡に注目が集まる中で存在感を示し、日本ハム・白井康勝スカウトも「よく打つよね。希望進路によるけど、甲子園でも打てれば注目もされて、彼の野球人生が変わるかもしれない」と期待を寄せた。

 今春県大会では青森山田に初戦敗退。打撃に悩んでいた中、ヒントをくれたのが武岡だ。今大会が始まる2日前に「一連の流れで打つ、前のフォームに戻した方がいいぞ」とアドバイスされた。昨秋から、バットのトップで間をつくるフォームに変更していたが、これが奏功。初戦の第1打席で本塁打を放つと「不安はあったけど、完璧な打席にできて自信が持てた」と大躍進につなげた。

 近藤が4番を務めたセンバツでは広陵に初戦敗退。忘れ物を取りに行く。「ロッテの田村さんや、阪神の北條さんが甲子園で活躍する姿が格好良かった」と八戸学院光星に入学したといい、「もちろん優勝が目標です」と抱負を語った。チームは2人の先輩が成し遂げた準優勝が最高。それを超えるとともに、聖地で自身の大ブレークをもくろむ。(武田 勇美)

 ◆近藤 遼一(こんどう・りょういち)2001年(平13)9月14日生まれ、奈良県桜井市出身の17歳。小2から桜井西ブラックベアーズで野球を始めて捕手。桜井西中では橿原ボーイズに所属し一塁手に転向。八戸学院光星では2年春から背番号13でベンチ入りし、2年秋から背番号3。趣味はボウリング。1メートル75、86キロ。右投げ右打ち。

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