【石川】日本航空石川・重吉 3回3安打3失点で涙「この負けで成長できれば…」

[ 2019年7月24日 17:05 ]

第101回全国高校野球選手権 石川大会準々決勝   日本航空石川4―5小松大谷 ( 2019年7月24日    石川県立 )

<石川大会 小松大谷・日本航空石川> 準々決勝で涙をのんだ日本航空石川ナイン (撮影・後藤 大輝)  
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 大型右腕が実力を発揮することなく、最後の夏を終えた。1メートル83の長身から最速148キロの直球を投げ下ろす日本航空石川・重吉翼投手(3年)が先発し、3回3安打3失点。序盤の失点が響いての敗戦に「最後は気迫や根性で行かなければならなかったが、それができなかった。まだまだ力が足りないと感じた」と唇を噛んだ。

 2回に味方失策も絡んで2点を失うと、3回も死球から失点。剛球はナリを潜め、制球力にも苦しんだ。試合後は中村隆監督(35)に「この負けを自分の中に入れ、今後の人生に生かしなさい」と言葉をもらい「この負けで成長できれば…。次のステップにつなげられるよう、無駄にしないようにしたい」と涙ながらに話した。
 進路については「目指すのはプロ」としながらも「大会でも全然、アピールできなかったので、これから変わることもある」と未定を強調。熟考を重ね、納得できる選択肢を導き出す。

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2019年7月24日のニュース