【和歌山】智弁和歌山 1年生4番・徳丸“マイペース”で通算6号

[ 2019年7月24日 11:18 ]

第101回全国高校野球選手権 和歌山大会3回戦   智弁和歌山10―0粉河(5回コールド) ( 2019年7月24日    紀三井寺 )

<和歌山大会 智弁和歌山・粉河>4回無死一塁、左越えに本塁打を放つ智弁和歌山・徳丸(撮影・平嶋 理子)
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 新星に一発が飛び出した。智弁和歌山は4回無死二塁で4番の徳丸天晴(てんせい)外野手(1年)が甘く入った内角直球を左越えに高校通算6号となる2ラン。春季大会の市和歌山戦で記録したランニング本塁打以来の公式戦2号に「感触は完璧じゃなかったので左中間に抜けるかなと思っていたので(フェンスを越えて)よかったです」と照れくさそうに笑った。

 中学時代に通算22本の本塁打を記録。期待のスラッガーとして4月から4番に座る。全国屈指の強豪での打線の中軸を任されるが「チームの勝ちにつながる一打を打たないといけないけど、かといって中途半端なスイングをしてしまうとチームが下降するというか、下がってしまうので自分のスイングを心掛けている」と“マイペース”を貫くつもりだ。この日は初回に1死二、三塁でも先制の犠飛と放っており、「前の試合よりはちょっとよかったので今日は80点かな」と控えめに喜んだ。

 中谷仁監督からも「今のところ智弁和歌山の4番の重圧に押しつぶされているようには感じていない。体格、雰囲気、飛距離といったところで魅力があるし、安定して見ていられる守備ができるのも使っていられる要因」と大きな期待を寄せられる徳丸。初めての夏で早くも存在感を放っている。

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